- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
「とにかく、現場が使いやすいシステムにしてくれ」
そうしたオーダーが出ることは少なくありません。
ところが、このオーダーに基づいて、現場の方が言う使いやすい機能を取り入れていこうとすると、現場の担当者にとっての部分最適となり、会社の業務全体から見ると、極めて不合理なことが発生することがあります。
また、画面のレイアウトをはじめとする「使いやすさ」についても、多くは今まで使っていたシステムの画面がこうだったから、できるだけそのレイアウトを変えたくない。過去の画面の改善したものにしたいという声となり、あるべき姿を実現させるという主旨から、遠く離れることが多くあります。
さらに、画面の使いやすさの多くは「慣れ」から来ることが大半です。
新しい画面、システムは慣れていないので、はじめはみんな「使いにくい」とおっしゃいます。
しかし、慣れてしまうと、非常に効率よく使われることが多いのです。
ところが、そうした観点を持たずにシステムを作ろうとして、膨大な費用がかかった上に、本質的な目的を達成できないものになってしまったという事例は、少なくありません。
現場の意見は大切ですが、一歩高いところから判断することなしに、いいなりに作り込むことは避けるべきなのです。
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岡本興一