- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
スペースの問題で箇条書きでしかお答えできませんでしたので、さらに
詳細に関して、お話しておきます。
【開業にあたっての思考フロー】
■サロンコンセプトの決定
■サロンの特長(強み・訴求ポイント)の明確化
■立地調査(どのような方が多く住んでいるエリアなのか)
■集客すべきターゲットの明確化
■上記に応じたメニュー・コースの決定
■現状での見込み客の想定
■集客・販促手段の決定
■開業にかかるコストの洗い出し
ここで、何が重要かと言いますと、サロンコンセプトを明確にすることです。
・何故、自宅でサロンを開業しようと思ったのか?
・自宅で開業するメリットはあるのか?
・どのようなサロンにしたいのか?
・自宅周辺エリアには、どのような顧客層が多く住んでいるのか?
例えばですが、自宅周辺に幼稚園や保育園がたくさんあり、小さいお子様のいる
ファミリー層が多く住んでいるのであれば、そのお母様方をメインターゲットと
して、価格帯をこの顧客層に沿った価格にし、自宅にはおもちゃをたくさん用意し、
子連れでも通うことのできるアロマセラピーサロンにする、などといったことが
考えられます。
これも全て、周辺特徴を活かして、サロンの強みをどこに設定するかで
どのようなサロンになるのかが変化してきます。
また集客・販促活動に関しても、上記のような例で言うと、幼稚園・保育園の
通園路でのチラシ配布などが考えられます。
またそのチラシにホームセラピー教室の開催などの内容を折り込むと効果が
上がるかもしれませんね。
集客・販促手段に関しては、そのサロンの特徴に合わせた集客・販促手段が
存在しますので、一概に何が良くて、何が悪いと言うことはできませんが、
一般的な話では、以下のような考え方があると思われます。
【新規顧客獲得のための販促】
■友人・知人へのアプローチ
■既存顧客へのアプローチ
・・・開業前にサロンに勤めていた場合で、そのサロンに了承が得られれば
■地元でのフリーペーパーへの掲載
■商圏エリアを限定したポスティング
【ブランド認知のための販促】
・・・ブランド認知を継続・徹底することで、将来的な見込み顧客創出ができます。
■地域イベントへの参加
■ホームページによる集客・販促
■看板・サインの設置
■地域の他業種とのコラボ集客
【既存顧客をリピートさせるための販促】
■メンバーズカードの発行
■顧客管理分析の徹底&フォロー販促
■キャンペーン企画などの実施
■ホームセラピースクールの開催
以上のように、手段は考えられますが、内容も重要となってきます。その内容に
関しては、サロンコンセプトに合った内容にしていきます。
どのような販促物の構成にするかも、充分に考える必要があるかもしれませんね。
読まれた方の参考になれば、幸いです。