- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
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週刊ダイヤモンドで創刊100周年記念第3弾として、子どもが伸びる「中高一貫校・高校ランキング」なる特集が組まれ、全国高校「大学合格力」ランキング1689校が掲載されました。
これから受験と向き合う親子や中高大学関係者にとっては極めて重要な指標であり注目されることは間違いのないことだろうと思います。
が、個人的には未だに「大学合格力」に注目が集まることに違和感を感じざるを得ません。
確かに大学全入時代に突入し、今までより上位校が狙えるようになったのは確か。親としては少しでも良い大学に、できれば負担の少ない国立になどの想いがあることも間違いの無い事実でしょう。
しかしこれだけ価値観が多様化し、今後は更にグローバルな環境や避けることの出来ない自然災害の脅威と戦っていける人間育成が必要に思うが、目先の大学入学だけに焦点をあてている場合なのかと。
また中高一貫教育も取り上げられていました。確かに中高一貫教育や男女共学化、大学による高校などの系列化などは最近の傾向であることは確かでしょう。
敢えてうがった見方をすれば一貫教育は、学生が大学受験に集中できることと、それに伴い学校経営が安定すること以外に価値はないように見えます。
しかし特集の最後に掲載されているように、一貫教育の中でも特徴ある教育をしている学校が紹介されていますが、これらのように時代の流れにのっているとしてもしっかりとした理念を持ち差別化を図っていかなければ何のメッセージも出せずに終わるのではないでしょうか。
単に一貫教育だけを訴求しても意味は無く、社会から求められている人材育成、将来必要と思われる人材像を明確にし、それに向けてどのような教育を行っているのかを打出していく必要性を痛感します。数字には表れない価値をどのように発掘し、効果的に表現していくかの技術力が問われているのではないでしょうか。
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