私は、言わなくていい事は言わなくてもいいと思ってます。

＜一般会員＞
マーチン先生初めまして。
私は23歳の大学生です。

今回、彼との恋愛観の相違についてお話を伺いたく、質問しました。

彼は、悪い内容も良い内容も関係なく、隠さず、話したいと言います。
私は、言わなくていい事は言わなくてもいいと思ってます。例えば、ちょっと冷めてきた等の相手が傷付くだろう話は、自分の中でトドメといて、伝えなくても良いと思います。

以前、彼に元カノに気持ちが揺れたという話をされました。
「長年付き合ってた元カノから連絡が来て、1週間メールしてた。昔の気持ちが戻ってきて一瞬気持ちが揺れたが、今大好きなのは私だと考え直し、元カノとは連絡を切った。」と一部始終話してくれました。

私はこんなことを正直に話してくれるなんて嬉しい、と思う反面、
言わなきゃ私は知らなかったし、傷付かなかった。
言わなくていいことじゃないか？思いやりがないのでは？とも思いました。

これに対して彼の言い分としては、「何が話しちゃだめなことか基準が分からない。そうやって考えるよりは、全部話してしまって、相手の考えも聞き、相手がどういうことに傷付いて、地雷ワードは何なのかを知って、もう二度と話さないのが思いやりでは？」です。

私は「自分が言われて傷付くことは言わなくていいと思う・・」と言いましたが、これに対して、「元カノの話は、俺がされたら嫌とは思わない。」と否定されました。

とりあえずの結論としては、私は自分が言われて嫌なことでも全部包み隠さず話す、彼は自分が言われて嫌なことは話さない、となりました。

彼の言い分も分かるのですが、どういう結論がお互いにとって良いのでしょうか？
先生のお考えを聞かせてください。

ななちゃん

こんにちは、マーチンです。
ご相談拝見いたしました。

> 彼の言い分も分かるのですが、どういう結論がお互いにとって良いのでしょうか？
> 先生のお考えを聞かせてください。

はい、これは大局的に見て「彼が面倒くさい男」だと思いますよ。
だから、僕はななちゃんの意見に１００％賛成です。

彼が言っていることは、一見筋が通っていそうに感じますがそうではありません。
例えば、「何が話しちゃだめなことか基準が分からない。～相手がどういうことに
傷付いて地雷ワードは何なのかを知って」というお話においては、

「元カノとの一連の話は、ななちゃんが傷ついた」のが現実です。
だから、あれこれ言う前に「そうか、ごめん」と言うことをやめるべきなのです。

なのに彼は「元カノの話は、俺がされたら嫌とは思わない」と言っています。
その時点で「相手が傷つこうと、俺が言いたいことは言う」となるのです。

彼が本当に相手に合わせるつもりがあるなら、彼の持論も悪いとは思いませんが、
彼の場合は、単に自分が言うことを正当化するだけの屁理屈になっているのです……。
彼のような男性を女性から説得するのは難しいですが、またこの件が話題になったら、

「あのね、○○くんは、相手がどういうことに傷付いて、地雷ワードは何なのかを
　知って、もう二度と話さないのが思いやりだって言ってたよね？」

「ああ」

「だったら、もう元カノさんの話はしないで欲しいの。私は傷ついたから……」

という論法で伝えてみて欲しいと思います。
自分の矛盾点をつかれて彼は不機嫌になると思いますが（男性ってそうです・苦笑）、
彼が「まともな男」であるなら、そんな自分をカッコ悪いと感じるはずです。
だから、それ以後は変わってくれる可能性があると思いますよ。

今回のようなお話は「わかっている人」は20代までに身に付いています。
でも、そうでない人も半分くらいはいるように感じます。
そういう人に、大人になってから伝えるのは難しいものですが、
彼との交際を続けていくなら、大事なことは伝えていくようにしましょう。

> どういう結論がお互いにとって良いのでしょうか？

本来あるべき姿は、彼が１００％譲歩する形です。
だって、相手に嫌な思いをさせたわけですからね。

「そうか、ごめん。じゃあ、今度からこんな話はしないね。
　嫌な思いをさせてごめんね」

「ううん、こっちこそごめんね」

こんな形が、「普通」だと思います。

ただ、だからと言って「言わなければ何をしてもいい」という話ではありませんよね。
そこはもうワザワザ言う話ではありませんので、割愛しますよ☆


また、これはななちゃん。そして、ご覧の皆さんへのメッセージですが、
言ってはいけないこと、言わない方がよいこと、こういうものは……

Ａ：言ってはいけないこと、言うべきでないこと。（今回の話はこれです）
　→言うと、７０％以上の人は不快な思いをすること。

Ｂ：言わない方がよいこと。
　→言うと、３０％～７０％程度の人が不快な思いをすること。

Ｃ：言う前に確認が必要なこと。
　→言うと、２０％～３０％程度の人は不快な思いをするであろうこと。

このように判断したらよいと思います。
どのくらいの人が嫌な思いをするかは、親兄弟の教え。会社や学校の友人の話。
そして、自分の経験から学んでいけます。

勉強したいと思うときは、恋愛教室のブログやメルマガから学んでいけますよ。
特にこの「悩みの足跡」はきっと役立つと思います。（僕自身もこのお仕事を
する中で、よりよい判断ができるようになりましたからね）

また、こういったお話は「こういうことをしたら、大部分の人は喜んでくれる」
という発想もできることになるので、気づかい上手になりたい時も大事な力です。

…………。

ななちゃんの考え方は、非常によいと思います。
そのままの姿勢で、これからは周りの人への気づかいもできる女性になってください。
そうすることで、早い段階での結婚がすごく近くなりますよ☆

この度は、ご相談頂きありがとうございました。

2013/04/18 wrote

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