タイムマネジメント(3) - ビジネススキル研修全般 - 専門家プロファイル

中西 真人
株式会社M&R Consulting 代表取締役
東京都
研修講師

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対象:ビジネススキル研修

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タイムマネジメント(3)

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タイムマネジメント
タイムマネジメントの3回目になりました。これまで、目標設定から無駄な作業(行動)を見つけていくまでを解説して来ました。もしうまくすれば、無駄のない作業計画を立てることができているはずです。ただし、ここまでは「計画」に過ぎません。ですから、実際に行動してみると不測の事態が生じ可能性が十分あります。そして、この不測の事態が生じることによって、TMもまた迷路に迷いこむことになります。例えば、駅の改札を通るとき、前にいる人が残額不足でゲートで足止めされたり、スーパーでレジの列に並んでいると前の人の商品の値段がわからず、店員が売り場へ調べに行く間待たされたりすることはよくある光景です。順調にくはずの作業が、ちょっとしたトラブルで大きく時間を割かれることは日常でも経験します。こうした例外的な出来事が、TM上での大きな損失につながります。
特に、決まった成果を得るために投入する時間は、小さいほど効率が良いことになります。しかし、こうした例外的なトラブルをゼロにすることは困難です。
そこで、予定した作業について、2つの対策を加えていきます。一つ目は、トラブルの可能性を小さくする対策です。これを予防対策と言いますが、作業ミスを少なくするために手順書を予め作っておく、というのは予防対策の一つです。もう一つの対策はトラブルが発生した時の処理時間を少なくする対策で、発生時対策と言います。作業ミスが発生した時の対応策を記したマニュアルを作っておくことは、発生時対策になります。
こうした対策を準備することで、例外的なトラブルに対処する時間を減らすことが可能になります。
ここまでは、主にTMの定義における分母、すなわち余裕時間を生み出すための作業時間の削減方法について解説して来ました。
次回はTMの最終回として分子である、業務の成果(質・量)を増やす方法について述べたいと思います。

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