ウェブディレクターの重要性 - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

井上 昭弘
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東京都
ITコンサルタント

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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ウェブディレクターの重要性

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ウェブ制作業界において、「ウェブデザイナー」と呼ばれる職業は既に飽和状態となり、HTMLコーディングやメールフォーム程度のプログラムまでウェブデザイナーが兼任する事が当たり前になりつつあります。一方システム担当、PHP&MySQLでの開発や、サーバー構築、ゲーム開発などは人手が足りないほどの状況です。

そんな中で意外と数が不足している職業に「ウェブディレクター」があります。「ウェブディレクター」は何をするのか。ここではウェブディレクターの現場を書いてみようと思います。

 

ウェブディレクターとは?

営業でもなく、制作サイドでもない。クライアントと制作会社を繋ぐのが「ウェブディレクター」です。具体的に行うことは主に下記のような内容です。

【受注前】
・打ち合わせにてクライアントの要望をヒヤリングし、要望を具体化(仕様策定含む)
・制作スケジュール調整
・具体化した要望とスケジュールを制作サイドに伝達(制作が外注の場合は見積り)

【受注後】
・制作サイドからの制作物を第一チェック(クライアントの確認負担を減らす)
・クライアントに提出後、クライアントからのフィードバックをまとめる
・クライアントと制作サイドそれぞれの無理難題をまとめながらスケジュール通りに進行

 

 

営業や制作者と何が違うの?

上記のような事は営業や制作者が直接対応できるのでは?とも思えます。但し、それぞれ下記のような「苦手な対応」が発生します。

【営業の場合】
営業はクライアントとのやり取りは得意ですが、制作サイド技術レベルを把握できていない事が多いため、スケジュール感が実感できていなかったり、クライアント提出前のチェックが杜撰なケースがあります。

【制作者の場合】
制作者は制作は得意ですが、言われた事をそのままこなしてしまうケースがあります。例えばクライアントが思いつきで言った事で、「これは使いづらいのではないか」と思うような内容でも、とりあえず言われたまま実行する傾向があります。

これらの内容をクリアし、「制作者の立場を理解しつつもクライアントとやり取りして、スケジュール内に、要望をより良い形に具体化していく」事が、ウェブディレクターのお仕事です。ウェブディレクターの多くは制作者出身のため、制作の辛さも理解でき、クライアントへも技術的な話を交えて打ち合わせ出来る事が、営業職との違いといえます。

 

ウェブディレクターは全ての案件で絶対に必要、とまでは言えませんが、100ページ以上のサイト制作や中規模大規模の開発が絡んだ制作などは、ディレクターをたてる事がスムーズ且つより良い結果へと繋がる事が多くあります。費用感は進行管理費用として全体予算に数%~20%ほど上乗せ、という感じです。打ち合わせ時にウェブディレクターの肩書きがある人がいたら、積極的に要望を伝えてみましょう。

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