- 大関 浩伸
- 株式会社フォートラスト 代表取締役 FP技能士
- 東京都
- 保険アドバイザー
対象:保険設計・保険見直し
「そんな、何十年先の貨幣価値なんかわからないよ」というものです。
投資信託等なら、インフレリスクは回避できる・・・とも言われております。
「投資信託に保障機能がついたもの」・・・これが変額保険です。
運用するファンドが選べますし、途中何度も編入割合を変えることができます。
運用実績で、積立金がブレるのは仕方ないですが、
死亡保険金額は、「最低保証」されているのが特徴です。
この変額保険の中で、保険期間が無制限のものが「変額終身保険」です。
払込期間は、終身払でなくても、「60歳払」など期限を設定することも可能です。
こうして払込期間を限定すれば、「掛金払込累計額<生涯保険金額」となる設計が可能
となります。
つまり、長年払ってきた掛金総額が、いつか必ず「家族の資産に移転する」ということ
になるのです。
人間の死が「いつか必ず来るもの」だとすれば、これは、「いわゆる保険」という概念
ではなく、資産保全をするための有効ツールという側面を担うことになります。
予定利率が通常の終身保険より高めで設定(=掛金が安い)されていることを考えれば、
金額を調整して、有効に利用したいものですね。
ただ、取扱保険会社が、年々減少してきていますので、ご注意下さい。