木村 和夫(鍼灸師)- コラム「なぜリハビリは、痛くてつらい遠回りな治療をするのか?」 - 専門家プロファイル

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( 東京都 / 鍼灸師 )
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なぜリハビリは、痛くてつらい遠回りな治療をするのか?

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2017-04-01 16:16

 昔、鍼灸学校の実習で理学療法のリハビリ施設の見学をさせて頂いたことがあります。

 皆さん一生懸命リハビリ支援をされていたのですが、正直にいうと「痛い方向に動かして我慢して治さなくても、操体法みたいな痛くない楽なほうに無理なく動かして治す方法があるのに、なんで取り入れないのか?」という疑問です。 実際に私のところで、操体法を使うことで数回で改善した内容としては、 バレリーナの先生が、股関節などの異常でもう踊れないと医師から言われた人が数回で仕事に復帰。 足をなんども負傷してボルトを入れた高校生の子は、一回の操体法で以前と同じように競技ができるように復帰。 自転車事故で鎖骨骨折とこめかみを強打した女性は、口を開けると激痛があり、後遺症が残ると言われましたが三回で事故前と同じ状態に復帰。腕を上げると激痛があった左腕も5回くらいで事故前の状態に回復。 テニス中に足をくじいた女性は、その場で操体法を行い、2分程度で痛みが消失したのでテニスをそのまま続行。 もちろん操体法自体は技術ですので、熟練した私が行うから結果がでるのが早いのはありますが、リハビリと操体法の親和性はすごく高いと思います。 元々、医師である橋本敬三先生が操体法を作られたのに、なぜか西洋医学の世界では操体法に遠く及ばない非効率な方法が使われているんでしょう?
もちろん、取り入れている先生も一部にはいるようですが、リハビリ施設で操体法という言葉はあまり聞きません。 確かに操体法の理論は、旧来のリハビリ理論を完全否定するかも知れませんが、メリット高いからもっと積極的に導入すべきだと思いますけどね。 ちなみに私がメインで使うのは、一人でできる操体法です。 今は、私の九元レイキセミナーで気功を学んだ人限定で教えています。 先日は、ヒールで足をひねった女性がいて、痛くてあぐらをかけないと言われていましたが、その日のうちにあぐらをかける状態に回復されました。 最初にそういった痛みがあると聞いていなかったので、操体法のベーシックなやり方を実践しているうちに、すでに半分くらい痛みが取れていて、最後に調整したら、それで痛みはなくなったそうです。 操体法はいい方法だと思うのですけどねえ。 
 

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