大園 エリカ(クラシックバレエ教師・振付家)- コラム「一番素敵な人間関係 (受け継がれて行く歴史と伝統)」 - 専門家プロファイル

大園 エリカ
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大園 エリカ

オオソノ エリカ
( 東京都 / クラシックバレエ教師・振付家 )
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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一番素敵な人間関係 (受け継がれて行く歴史と伝統)

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2018-09-21 21:39

昨日私は、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで行われた「jammin’ Zeb "Sing to the future Part 3"」に行って参りました♫

(^^✿





この公演は、jammin のメンバーであるスティーヴさんが、慶応大学在学中に学生指揮者を務められていたという「慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団」の皆様との、云わば「先輩&後輩の共演」という事で、


いつもの jammin オンリーのコンサートとは又違った雰囲気が味わえる公演とも成っており、実は私は昨年も拝見させて頂いた公演でもありました。


その昨日の公演の写真や様子などは、彼らのブログの方に面白可笑しく紹介されておりますので、どうぞご覧下さい♫

☆_(_☆_)_☆


 ↓      ↓      ↓


jammin’ Zeb Official. より 

素晴らしき再会に乾杯




今回この公演を拝見させて頂いて、私が感じたのは「昨年とは空気感が全然違う!」という事でした。

\(◎o◎)/~☆彡


昨年観させて頂いた時は、プロとしてもうベテランでいらっしゃる jammin の方達と合唱団の皆様との"距離感=貫禄の違い"というものを正直感じてしまったのですが、


今回の公演ではそんな両者が一体と成って、本当に素晴らしい"小宇宙"とでも言うべきハーモニーが生まれておりました!

(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡




この素敵な変化は、一体何から生まれたのでしょうか?


それはワグネル・ソサィエティー男声合唱団の皆様が、弛まぬ努力と精進から確実にレベルアップされておられるのが窺える事と共に、先輩としての jammin' Zeb の皆様の器が、更に大きくなられた事からの相乗効果であった様に私は思います。

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡


合唱団の皆様は現役の大学生という事で、見た目は大変若々しく初々しいのですが、そのハーモニーは端正でありながら非常に男性的で力強く、壮観さと厚みが感じられてとても魅力的でした~☆彡

(^^✿


そして先輩である jammin の皆様とのコラボから生まれた、その歌声の一体感から来るスケール感に今回私は圧倒されて、クライマックスの時には一瞬鳥肌が立ってしまったくらい、本当に素敵な"先輩と後輩の共演"だったと思います♫

☆_(_☆_)_☆




これはジャンル問わずなのですが、この様に同じ世界で高みを目指す先輩と後輩との間で生まれる「歴史と伝統を受け継いで行く」という関係性の中に、私は人間の一番美しい姿を感じる事ができるので、昔からそういうものに触れる事がとても好きなのです。

(^^✿


ちなみに"伝授"して行く時には、「男性には男性が指導する」「女性には女性が指導する」というスタイルは非常に大事になって来るのではないかと私は思います。


これはクラシックバレエの世界でも、世界的に伝統のあるバレエ団では「プリマバレリーナーを指導するのは、プロとしてプリマを踊った経験のある女性教師」である事は当たり前になっていますし、男性ダンサーの場合も同じなのは、


「男性から見た男性」と「女性から見た男性」、或いは「男性から見た女性」と「女性から見た女性」というのは、それぞれに若干違って来る場合が多々あるからです。


つまり「男性の事は男性にしか分からない」「女性の事は女性にしか分からない」&「実際に舞台に立って経験した者でないと知り得ない」という部分が多分にあるという事ですね~。(※そうではない例外ケースも勿論ありますが…)

( ・・) ~ ☆彡&★彡




特に芸事の世界になって参りますと、どの世界でも「男女」という関係性から生まれる私情というものが、良くも悪くも絡みがちになって来るケースは多々あります。


それは自然な事であり、又とても素敵な事でもあり、古今東西"人間"というものを表現するアーティストに取っては、そこから起きる化学反応から「創造力」や「想像力」というインスピレーションを与えられたり、芸域に深みや幅が出て来る事にも繋がっており、


又そういう「男女が共に一つの世界を作る」という事からしか生まれない氣の流れ=生命力=ダイナミックなエネルギーというものを経験する事にもなるので、人間のキャパとしてもそういう経験を持つというのは、素晴らしいものを生み出すのに、とても大事な要素の一つでもある様に私は思います。


つまりそういうものを経験した事があるアーティストと、経験のないアーティストでは、内面から来る表現力として、アーティスト自身の魅力にも大きな違いが出て来るものでもあるという事ですね~。

(^^✿




でもその反面、そのエネルギーの扱い方=昇華の仕方によっては、或る意味そういう私情的なものが芸術としての芸事の邪魔になる事もあるのです。


そういう意味で、私は「男性が男性を指導する」、或いは「女性が女性を指導する」というスタイルから生み出される「高尚で純粋な情熱」であるとか「清潔感」の様なものにも、とても惹かれてしまうのです。

( ・・) ~ ☆彡




今回ご出演されたのは「男声合唱団」の方達ですので、必然的にそういうスタイルを維持されている分野の方達でもありますし、


jammin の皆様も含めて「先輩&後輩として、男性だけで創る世界」というものから生み出される壮大さとか清涼感みたいなものが、観ていて大変気持ちが良かったです。

(*^^*) ~ ☆彡


ちなみに私が子供の頃にとても好きだった有名な「ダークダックス」の皆様も、このワグネルのご出身であるという事を、今回 jammin のブログから初めて知りましたが、


今回出演なさった合唱団の皆様もそうですし、スティーヴさんやシモンさんも慶應ご出身という事で、大先輩から受け継がれている雰囲気と言うか、その気風には共通する品格というものを感じます。


伝統が脈々と受け継がれ、更に発展して行く事は本当に素晴らしい事ですねぇ!

(*^^*) ~ ☆彡☆彡☆彡


そんな事を感じさせて頂けた、素晴らしい公演でございました♫

☆_(_☆_)_☆




ではここからはすっかり恒例になってしまった感のある、jammin' Zeb の皆様に付いての個人的感想を少々♫

(^^♫


リーダーのコージローさん、そしてシモンさんは、今回は「先輩として」という意識がそうさせたのか、トークに非常に溌溂としたメリハリがあった印象です♫


今年の夏の猛暑の中の忙しさからか、「ちょっとお疲れ気味かなぁ?」と私が感じていた最近のコージローさんでしたが、今回は非常にシャキッとリフレッシュされた感じで、キリリと引き締まったトークが印象的でしたし、歌われるお姿には時々雄々しささえ感じられて、とてもカッコ良かったです!


又私が密かに楽しみにしている、いつもクールでダンディなシモンさんのトークでの"噛み"も、今回は残念な事に…否、珍しく全くなかったですし(※これは私がライヴに通い始めて、もしかしたら初めてだったかも!? 笑)、


お二人共にとても男性的で"頼もしい兄貴分"という感じで素敵でした♫

(*^^*) ~ ☆彡




今回ご自分の古巣でもある合唱団の若い方達と共演されたスティーヴさんは、多分心の中ではその後輩達に対する熱い思いと、どこか成長を見守る親心の様な温かさと厳しさの両方が入り混じったものなど、多々お有りだったのではないかと思いますが、


いつもながらのトークでの冷静さと判断力、そして大学名をうっかり言い間違えたレンセイさんに対するソフトな対応力は流石だな~と思いました♫(笑)

(*^^*) ~ ☆彡




今回は、ついうっかり(それとも、もしかしたら彼特有のジョーク???笑)コージローさんの出身校である大学名を言ってしまい、スティーヴさんに突っ込まれてもキョトンとしていたキュートなレンセイさん♡ですが


今回も彼に取っては大変であろうと思える日本語でのトークで、かなり難しい単語を覚えて話されておりました。 (頑張ってる~~~ぅ!レンセイさん~✿)


ちなみにそんな難しい単語に興味を持たれるというのは、きっと彼は作詞・作曲されたり、(※プロフィールによると)ポエムにも造詣が深いとの事なので、"ニュアンス"というものに長けていらっしゃるからなのではないかとも私は感じました。

(*^^*) ~ ☆彡




そしてこれは今回全員から感じた事ですが、ご自分達の持ち歌を歌われる時の皆様の"弾け感"が昨日はいつになく素晴らしく、生のライヴでしか味わえないとも言える"遊び感覚"に溢れていらっしゃいました♫


ハーモニーとして聴かせる所はしっかり聴かせつつ、それぞれご自分のパートの時には、個人個人の感覚から生まれるものが大事に素敵に表現されていた様に思います♫

(^^✿


それは一緒に観ていた友人も感じた様で、「jammin の皆さんは観る度に毎回変化していて、凄く生き生きして観ていて気持ちが良い。特に最近のスティーヴさんには凄い変化を感じる」と話しておりましたし、(※うんうん♫ 良く分かる~~~♫)


彼女はレンセイさんの伸びやかな歌声が好きらしく、「ソロの時は感情が豊かにとても心地良く響いてくるし、でも皆とハモる時の調和力もハンパないというのが凄い魅力!」とべた褒めしておりました♫ (※それにもめっちゃ同意!分かるわ~~~♫)


そして私はシモンさんの深くて男らしい厚みのある低音の歌声を聴かないと、物足りなく感じてしまうほど好きですし(※シモンさんの歌声中毒なのか~?笑)、


そしてこれは以前にもお伝え致しましたが、コージローさんの柔らかで切ない奥行きのある歌声には、めったに泣かないこの私が泣かされてしまったのですからね~。彼は日本人の心の琴線に触れる事のできる歌声を持っているのです~☆彡

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡




…という事で、今回の私の公演のリポートを終わりましゅ♫ (※噛んだ時のシモンさん風に♫ 笑)

☆_(_☆_)_☆



昨日も心の底から沢山々々笑っていた私㋱がおりました~♫

次の舞台が、又とても楽しみな私㋱でございましゅ~~~♫(笑)

(^^✿✿✿



追伸♫


jammin ブログの中の写真で、怪し気なハンドサインをされているシモンさんとレンセイさん!

もしかして、もしかして… ご存知なのでしゅか~~~?(やるの~~~、おぬし達♫)

\(◎o◎)/!


それとも、マジでメンバーなのでしゅか?(お前も悪よのぉ~~~!? 笑)

(^^;;







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