大園 エリカ(クラシックバレエ教師・振付家)- コラム「「人生の奥行き」 (自著) より ①」 - 専門家プロファイル

大園 エリカ
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大園 エリカ

オオソノ エリカ
( 東京都 / クラシックバレエ教師・振付家 )
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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「人生の奥行き」 (自著) より ①

- good

2015-01-15 06:00

前回に引き続き、以前に自分が書かせて頂いた「人生の奥行き」という本からのメッセージです♫

(^^♪

 

 

 

人間は皆、生まれた時はピュアだ。

だからピュアな部分を持っていない人間はいない。

 

 

だが子供のピュアと大人のピュアは違う。

周りに守られている子供は、ありのまま、生まれたままであれば良い。

 

 

だが大人は違う。

もし大人が生まれたままだとしたら、それはただのわがままな、大人の顔をした子供。

 

 

大人は人生で色々なものを見せられるのだ。

その中には、醜いものや汚いものも必ずある。

何故なら、自分も含めてどの人間も人間である以上、必ず両面を持っているからだ。

 

 

きれいなだけも汚いだけも有り得ないのが人間。

その中でピュアを保ち続けるには、物事におもねらず流されない強さと賢い眼が必要だ。

 

 

だから、大人のピュアには奥行きがあるのだ。

 

 

 

 

(※「人生の奥行き」 大園エリカ 著 より)

 

 

 

 

 

  「蒼い本と椿」

 

(片岡鶴太郎画集「No Rain, No Rainbows.」より)

 

 

 

 

昨年は、アナと雪の女王の「ありのままで~✽」が流行りましたねぇ!(私も大好きです♫)

これは、もう一つ私が大好きな「世界に一つだけの花✿」の歌にも共通するのですが、

 

「あるがまま」と「わがまま」の違いを理解しないで捉えてしまうと、これらの曲はとんでもないエゴイスト応援歌にもなってしまうという側面があるのかもしれないなぁとも感じるのです。

《゚Д゚》!!

 

人間というものは、元来がエゴで怠け者で嫉妬深い動物なのですから (汗ッ)、

大人が「生まれたままの、あるがまま」では、只の野蛮人になってしまいます!?(笑)

(; ̄O ̄)

 

やはり「人」として生まれて来たならば、魂を磨いて「自分を洗練して行く」という目的が、私達にはあるのではないかと思うのですが・・・?

《゚Д゚》☆彡

 

本当はその為に「教育」というものがあるはずなのですが、

 

 

正直今の日本の教育は、社会全体が何も深く考えずに、狭い視野で只々「良い学校に入る為だけのロボット養成教育」のベルトコンベアーみたいに、一方向に向かう様なシステムになっていて、

 

「人を育む=人格を育てる=人を大人にさせる」はずである「教育」とは言えないものになっている様な気がするのは、私だけでしょうか???

(^^;???

 

 

ちなみに「ありのままで(Let it go~♫)」の歌に関しては、原曲の英語の歌詞よりも、日本語の訳詞の方が深みと柔らかみと大きさを感じて好きな私♫

(^^♪

英語バージョンは、表現がアメリカらしくもろストレートなので、最初は日本語の歌詞から馴染んだ私は原曲に触れた時に、その大きなイメージの違いから国民性の違いを感じましたし、又日本語に訳された方の才能を感じました♫

 

日本語バージョンは、直接的で無い分 "含み" を持たせるセンスというか、色々な立場の方が、自由にそこに自分の思いを乗せられるスペースが日本語の歌詞にはあるので、より聞き手に想像力の幅を持たせてくれる気がするのですね。

 

これは、日本人の持つ "情緒" から生まれた歌詞という感覚でしょうか?(訳された方、凄いと思いました♫)

☆_(_☆_)_☆

 

 

話は前回のコラムでお話しした片岡鶴太郎さんに戻りますが・・・。

 

そう言えば30年程前、まだ私が若かりし頃にテレビのクイズ番組に出演させて頂いた事があり、

その時に、鶴太郎さんがゲスト回答者として出演されていた事を思い出しました!

《゚Д゚》☆彡

 

そのクイズ番組の中で、私は当時所属していたバレエ団から選ばれたメンバー達と、「白鳥の湖」Act 2で踊られる有名な「4羽の白鳥」をTVスタジオで踊らせて頂き、

 

その後に「鳥のヒナ」が写っている写真パネルを各自持たされ、司会者が「白鳥のヒナの写真はどれでしょう?」という問題を出されて、回答者の方々が相談されて一枚を選ぶというものでした。

 (ちなみにその時、私が正解のパネルを持たされたのでした♫)

(^^♪

 

確か回答者の中には、堺正章さんもおられたと思いますが、彼は今でもあの頃の若々しいイメージそのままで、それも凄い事ですね~!(彼は昔、クラシックバレエを習っていた事があると、どこかで聞きました)

(^^♪

 

 

当時の鶴太郎さんは「お笑い芸人」として売れっ子の時でしたので、今のイメージとは全然違いましたし、

 

まさか今の様な「巨匠」と呼ばれる画家にお成りになるなんて、誰も (きっと、ご本人も!?) 想像だにしていなかった、そういう時代の「今は昔~♫」の思い出話しでございますが、

 

彼は「人」として、自分を磨き上げられた方のお一人なのだなぁ!と、彼の絵を拝見させて頂く度に、私は感じさせて頂くのであります!

(^^♫

彼の中に在る、その一番美しい面を引き出すものが、彼に取っては「絵」というものなのかもしれないですね~。

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

 

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