LDKの照明について

こんにちは。
松下進建築・照明設計室の松下です。

キッチンとダイニングの照明をお悩みとのことですが、やはり部屋の用途に合った照明器具を選択することになります。

キッチンであれば、吊戸棚の中までよく見えるように空間全体を明るくするとともに、調理などを行う際の手元の明るさを確保する必要があります。
そういう意味では、ベース照明は現在お選びのキッチンライトでもよいですし(吊戸棚の扉が当たらない位置)、光が広がるダウンライトでもよいと思います。

カウンターにダウンライトを採用することもよいですが、集光性のあるタイプにした方が効率が高いです。
但し、複数灯設置して、手元に影ができないようにしてください。

またダイニングですが、ダイニングテーブルを置いて食事することを主用途とするのであれば、テーブルの上にペンダント照明を吊るすという手法が一般的です。
簡易配線ダクトを用いると、テーブル位置が多少動いても対応できます。

ペンダント照明は、下だけ光が出るタイプは人の顔が見えにくくなったり、部屋の印象が暗くなったりするため、横や上にも光が少し出るようなタイプの方がよいです。

空間全体を明るくしたいということあれば、お選びのシーリングライトでもよいと思います。
ただこれからは、省エネルギーに配慮した多灯分散照明が主流になりますので、一応そのことも頭に入れておいてください。

素敵なお住まいになることをお祈りしています。