対象:労働問題・仕事の法律
早期退職募集に応募してこの春退職しました。
早期退職者の募集にあたっては事業部長から社員に向けて「昨今の経済状況、当事業部の状況を鑑みて事業部のスリム化を図ることで事業を継続させていくことにした。ついては早期退職者を募集する。」という趣旨の説明がありました。
早期退職募集のほか、内定していた新入社員はほかの事業部へ配属するようにしたようです。
ところが、最近になって定年を迎えた人を再雇用するようだ、という話が耳に入ってきました。以前からセカンドキャリア支援制度と呼ばれる制度はありましたが、早期退職(という名の退職勧奨)を募集するような状況でありながら、定年した人を再度雇うというのは納得いきません。先の事業部長の説明の趣旨から外れていると思います。
このようなことは不法行為とはならないのでしょうか?また、よくあることなのでしょうか?
ご回答よろしくお願いいたします。
補足
2009/06/18 20:44ご回答ありがとうございました。
リッチーさん ( 東京都 / 女性 / 38歳 )
回答:1件
本田 和盛
経営コンサルタント
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早期退職実施直後の定年者再雇用
凄腕社労士 本田和盛です。
早期退職優遇制度の募集に応募して退職したことは、合意解約であり、解雇とはなりません。
整理解雇の場合は、解雇実施後の雇い入れについて、整理解雇の4要件を満たしていないとして整理解雇が無効となることはありますが、本件では全く問題になりません。
早期退職優遇制度は、会社の経営体質強化のために行うものであり、通常40歳以上とか年齢条件をつけて応募者を募集します。(年齢要件をつけない場合もあります)
早期退職実施後は、当然人手不足となりますので、より人件費の安い定年退職者を採用するのは、企業として合理的な行動です。
まったく問題はないと思います。
早期退職優遇制度については、コラムでも解説していますので、あわせてご参照下さい。
http://profile.allabout.co.jp/fs/honda/column/detail/51022
(現在のポイント:-pt)
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