対象:財務・資金調達
回答数: 1件
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会社(特に中小企業)はお金が残りにくいしくみになっているといわれます。主な理由の一つは、利益の中身にあるとのこと。そこでこの考え方のある解説例について質問させていただきます。例えば、以下のような解説です。「多くの会社の利益の大半は現金以外の不動産、在庫、受取手形、売掛金等です。それにもかかわらず、利益の約半分近くは税金として現金で納めなければなりません」というものです。受取手形や売掛金は現金受取までのタイムラグが現金不足を招くのだと思いますが、これも中長期的には原因とならないように思いますし、特に分からないのが不動産や在庫が利益とは、どのような意味なのでしょうか?
ご回答の程よろしくお願い申し上げます。
gardenkさん ( 東京都 / 男性 / 52歳 )
回答:2件
大嶋 尚幸
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キャッシュフローの問題です
簡単な例ですが、3月31日が決算期で3月30日現在売上0円、商品在庫100万円、手持ち現金0円、資本金100万円とします。
3月31日に130万円の売上(原価は100万円とする)があり、現金で受け取れば、31日において130万円の現金があり30万円の利益の50%の15万円が税金となり、115万円が残ります。
しかし、130万円が掛けであったり、手形でもらった場合には、31日には、現金はゼロ円なので15万円の税金を支払えません。
つぎに、その130万円で商品を仕入れた場合には、やはり、31日において、現金は、ゼロ円ですが、在庫が130万円となります。
130万円で車(資産)を買った場合も、31日において現金はゼロ円ですが、車という資産が130万円となります。
これらの場合も、売掛金や手形と同様に現金はゼロ円なので15万円の税金を支払えません。
「多くの会社の利益の大半は現金以外の不動産、在庫、受取手形、売掛金等です」というのは、
これらのことを指しています。
利益という言葉が適切かどうかはわかりませんが、利益計算とキャッシュフロー計算との違いなのです。
評価・お礼
gardenkさん
ご回答をありがとうございます。
よく分かりました。
中小企業の資金繰りについて
分かりやすく言えば、商品を売ってもうけたお金で、売れない不動産や商品を買ってしまったらお金が戻ってきません。すなわち計算上の利益が出ていても、現金がない、ということになります。
もうかったからと言って、余計なものを買ってしまうと後々資金繰りが圧迫されてしまいます。
評価・お礼
gardenkさん
ご回答をありがとうございました。
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gardenkさん
中小企業の資金繰りについて
2009/04/09 05:47ご回答ありがとうございます。
少し分からない点があります。
経費にならなくて「資産」になるのは分かります。
しかし、「経費にならないので、逆から見れば利益
みたいなもの」とはどういうことでしょか。
gardenkさん (東京都/52歳/男性)
(現在のポイント:-pt)
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