対象:生命保険・医療保険
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もうすぐ59歳の母親の私と社会人の子供二人の三人家族です。
相続対策として子供二人のために、終身保険を考えています。
単純に円で1千万の生命保険が残せれば良いと考えていましたが、
FPに相談するとやはり利率の良い米ドルや豪ドルで運用するものを強く勧められます。
例えば米ドルで為替が65円になっても日本円と、トントンなので、
リスクを考えても円より良いように思われますが、何か落とし穴があるのではないかと心配です。
一時払いと10年払いや8年払い済みなどたくさんあって迷ってしまいます。
アドバイスいただけたらと思います。
よろしくお願い致します。
オースチンさん ( 東京都 / 女性 / 58歳 )
回答:2件
相続対策を目的とした終身保険に…外貨建て保険はあり得ません
オースチン様
こんばんは。ご利用ありがとうございます。相続総合研究所の大泉稔です。
相続対策を目的とした終身保険に、ドル建てや豪ドル建ての、いわゆる外貨建て保険なんて
あり得ない選択肢です。
相続というのは、いつ起こるか分からない「不測の事故」です。
一方、外国為替相場も、先々、どのような動きをするのか読むことができません。
将来の不測の事故に備えるための保険に、
先々、どのような動きをするのか分からない為替で備えようというのでしょうか?
私には笑い話のように思えてなりません。
そして、お尋ねしたいのは、
『米ドルで為替が65円になっても日本円と、トントン』
これはどのような理屈なのでしょうか?
特に、豪ドルはマーケットが小さいので、変動が激しいのです。
もし、豪ドルの過去の為替相場の実績を以て、将来を予測するのなら、
それは素人にも値しません。
また、
資産運用という視点で考えても、外貨建て保険なんてあり得ません。
外貨で運用するのなら、外貨建てMMFや外貨建て債券で十分です。
外貨建て保険よりも短期間で、外貨建て保険を遥かに凌ぐパフォーマンスを出すことができます。
わざわざ外貨建て保険で大きくリスクを取って、ムダな時間を費やしているだけにしか思えませんが。
評価・お礼
オースチンさん
2016/05/16 22:23早々に返信いただいたのにもかかわらず、遅くなって申し訳ありません。
やはりアドバイスいただいた通り、当初の目的通り、日本円にしようと思っています。
米ドルの保険については、現在の為替で計算して日本円で500万円の保険に入ると、最低3%の積立利率が保証されているので、10年経過後は8万ドルの最低保証があります。8万ドルであれば、為替が65円まで円高になっても500万円を下回らないということでした。
この説明を聞くと、半分米ドルも良いかと思ってしまいます。
やはり外貨にすべきではないでしょうか。アドバイスお願いいたします。
回答専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー
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目的に合わせた保険選びが大切です。
オースチン様
はじめまして。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。
「相続対策」として終身保険への加入を検討中とのことですが、具体的な目的は何でしょうか?
・相続税対策として“500万円×法定相続人の数”の非課税枠を活用したい。
・相続発生時にスムーズな資金移動ができるように、名前を付けておきたい。
・なるべく殖やして遺したい。
上記は一例ですが、目的は人それぞれです。保険など金融商品を活用する際には、具体的な目的や優先順位を明確にすることが大切です。まずはオースチン様のお気持ちを再確認いただき、ご意向に合った商品選びをしていただければと思います。
“なるべく殖やして遺したい”というご意向であれば、為替リスクがある米ドル建て・豪ドル建ての保険商品も選択肢としては考えられます。しかしながら、増やすという点を重要視していないのであれば円建ての方が無難だと思います。例えば、お子様お二人の名前を付けておくことが目的であれば、わざわざ為替リスクを背負う必要はないはずです。
為替を予測するのは非常に難しいことですし、過去の相場だけで安易に判断をするのは危険だと思います。史上最高値・史上最安値を絶対に更新しないとは言い切れません。
オースチン様がご相談されたFPの方は保険の代理店をされているのでしょうか?米ドル建て・豪ドル建ての保険商品は販売代理店の手数料が非常に高く、言い方が悪いですが“代理店が販売したい商品”です。勿論、ご意向に合っているのであれば構いません。販売側の提案を鵜呑みにせず、ご自身でも商品内容を正確に理解した上でご判断いただければと思います。
一時払いと10年払い8年払いについては、一般的には一時払の方が有利です。保険料の支払いが完了した際、同じ保険金額でも保険料が安くなるはずです。縁起でもないお話ですが、すぐに亡くなってしまった場合には結果的に10年払い等の方が有利になります(保険料の支払が少なくなります)。また、生命保険料控除を受ける際には、各年の支払保険料によりますので、一時払いだと1年目だけになります。
どのプランが良いかは一概には言えません。これもご意向次第になります。明確な回答ができず申し訳ありません。
相続税対策であれば、まだお若いので生前贈与など他の方法も考えられます。
また、保険ではなくても、定期預金でも何でも相続の際にはお子様に遺すことはできます。保険加入を検討する前に、将来のライフプラン・資金計画やご資産全体のプランをお考えになるのも良いと思います。
以上、ご質問欄の内容だけでは明確なアドバイスができませんが、一つの情報としてお役立ていただければ幸いです。
ご質問やご相談等がございましたらお気軽にお申し付けください。
マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之
評価・お礼
オースチンさん
2016/05/16 22:42早々にアドバイスありがとうございます。
具体的でわかりやすかったです。
一番の目的は、非課税枠を活用することなので、日本円がよいと思いました。
米ドルの保険については、現在の為替で計算して日本円で500万円の保険に入ると、最低3%の積立利率が保証されているので、10年経過後は8万ドルの最低保証があります。8万ドルであれば、為替が65円まで円高になっても500万円を下回らないということでした。
この説明を聞くと、半分米ドルも良いかと思ってしまいます。
やはり外貨にすべきではないでしょうか。アドバイスお願いいたします。
小川 正之
2016/05/17 09:26オースチン様
この度は、コメントと評価をいただき、誠にありがとうございます。
私は「外貨にするべきではない」と言っているわけではありません。オースチン様のお考えに合っているのであれば良いと思います。
商品内容については正確に理解をした方が良いと思いますので、再度ご確認いただければと思います。
10年経過後に8万米ドルとのことですが、これは死亡保険金でしょうか?それとも解約返戻金でしょうか?死亡保険金だとすれば契約当初から8万米ドルではないのでしょうか(そうではないとすれば死亡保障としては相応しくないと思います)。解約返戻金のお話をされているとすれば、それは主に中途解約を前提とした資産運用を目的とするご意向の方にとってのポイントです。オースチン様 の目的とは異なる可能性があります。また、積立利率は運用利率ではありません。当初の米ドル(払込保険料)が本当に3%で運用されているかどうか、解約返戻金を確認すれば分かると思います。
基本的には、死亡保障と資産運用は別々の方法にした方が良いです。保険を販売して利益を得るようなFPは全てを保険で完結させようとしますが、それは合理的ではありません。多くの選択肢が考えられるにもかかわらず、保険という選択肢に縛られ過ぎだと思います。
何度も同じことを申し上げますが、目的やご意向に合っているのであれば良いと思います。
まずはオースチン様の目的やご意向を明確にして、それに合った方法・商品をお考えください。
以上、お役立ていただければ幸いです。
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