対象:会計・経理
中村 亨
公認会計士
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一括償却資産について
まず、3年で償却が可能な資産は取得価額が20万円未満のものです。
税務上では年度ごとの償却限度額を定めているだけですので、会計上償却していない場合には償却費の計上は後の事業年度に繰り越すことが可能です。(会計上の償却は任意)
なお、取得価額の判定には購入対価だけでなく据付費・運送費等の資産の取得に直接要した費用も含まれますのでご留意ください。
-参考までに以下に資産の税務上の償却区分を列挙します-
(1) 取得価額が10万円未満の償却資産・・・一時に損金処理が可能です。
(2) 取得価額が10万円以上20万円未満の償却資産・・・3年償却が可能です。
(いわゆる一括償却)
(3) 青色申告法人である中小企業者等(資本金が1億円以下の法人のうち一定のもの)は
取得価額が30万円未満の償却資産につき年間300万円を限度に一時に損金処理が可能です。
(4) 取得価額が30万円以上の償却資産・・・法定耐用年数により償却
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この回答の相談
30万円未満のものを一括償却できるそうですが、3年で償却費を計上するのも任意でしょうか?
yukkoさん (大阪府/52歳/女性)
このQ&Aの回答