対象:投資相談
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吉野 充巨
ファイナンシャルプランナー
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銀の現物取引について
ハイパーれすきゅう 様
初めまして、オフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。
投資対象としての「銀の現物」はお勧めできません。
米国市場で銀ETFを購入するか、先物市場などで取引を行う(一般投資家は難しいと思われます)などの工夫が必要かと思われます。
理由は、銀の特徴として、化学反応しやすく空気中の硫黄等と反応しますので、保管することが難しい商品です。また、銀貨も同様で常に手入れが必要になります。その点では、銀ETFは銀を手元で保管しないため、宜しいのではないかと考えます。
現在、銀は金とは異なり、貨幣に代用する商品ではありません。
使用目的はほぼ工業製品で、その他では装飾品・食器等の原材料です。従いまして個人保有のものは僅少です。
過去、銀の主要使用先であったフィルム(銀塩写真)も現在ではデジタルカメラへの移行が進み、銀の需要が減少しています。一方、06.07年は電子・電気分野での需要増により価格が高騰(グラム66.16円)いたしましたが、昨年の金融危機からは大幅に下落し、現在はグラム48円程度まで下降しています。NYでの価格も高値は1トロイオンス、19.325ドルでしたが、現在は10.993ドルです。
本年に入り、価格は持ち直し上昇していますが、今後の価格動向は、工業品の需要の回復状況に因るものと推察いたします。なお、原則金の価格動向とは一致しません。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
現在、投資の最有力対象として銀の現物購入を考えていますが、今後の見通しはどうでしょうか?
ビリオンさん (岡山県/29歳/男性)
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