対象:インテリアコーディネート
吹き抜け空間の暖房
はじめまして。 サカイデザインネットワークの酒井と申します。
ご質問は、リビング吹き抜けの暖房効果のためにシーリングファンをご検討されているとのことですが、床暖房が入っているのであれば、基本的にはシーリングファンは必要ありません。 暖房は床暖房の機能を100%上手に使いこなすとよいと思います。
床暖房は床面積の80%以上に施工されていますでしょうか? 80%以上施工されていれば、床暖房の輻射熱効果(床から天井まで均一温度に暖まります)で吹き抜け空間の暖房は通常カバーできますので、おそらくご新居の床暖房にもタイマー機能がついていると思いますので、起床時間や帰宅時間に合わせて暖めておけば、通常は補助暖房なども必要ないと思います。 輻射熱の場合、エアコンやストーブで暖めるのとは違い、真冬でも室内温度20度程度で十分暖かく過ごせます。
エアコン、ストーブの暖房の場合は、温まった空気が天井部分にたまるため、ファンなどで調整すると効果が得られます。
添付写真のリビングは私の設計物件で、やはり南側、北側にも大開口(ただし断熱サッシでペアガラスの仕様です)をつくった吹き抜けリビングですが、深夜電力を使う低温型(表面温度30度)の床暖房をいれてあり(床面積100%に施工してありますが)、真冬でも補助暖房なしで暖かく過ごせます。
ご新居の床暖房の仕様や効果について再度ご確認されることをまずお勧め致します。
また何かご不明点などあればご連絡下さい。 参考になれば幸いです。
回答専門家
- 酒井 正人
- ( 東京都 / 建築家 )
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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