対象:住宅設計・構造
敷地条件を活かしたリビングの向き
東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
案を複数検討しているにもかかわらず、考え尽くしているのか気掛かりなゆえのもやもやと存じます。であればまずは、検討の前提と検討の巾を設計士さんと再確認し、途中何となく前提になってしまって発想を妨げているものがないか、ざっくばらんに話し合ってみることをお薦めします。前提がひとつ変わることで、検討の巾が大きく広がることもありますので。
文面から、北側は敷地より低いのではと推察します。視界を遮るものが無く、将来的に建物が立ちそうにないのなら、活かすことを考えてみたくなります。建物南面は物干しや通風などやや機能優先で解き、リビングは北向きにして開放感を確保し、日差しは吹抜けなどで演出的に取り入れるという方法もあるかもしれません。南からの日差しがきついと部屋内の明暗差が大きくなり、結果的に部屋が暗く感じられることもしばしばです。部屋全体を柔らかく明るくしてくれる北からの間接光を上手く活かすのも一手と思われます。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
南向きの旗竿地に家をたてる予定です。
現在設計士に間取りを何個か作成頂いています。
土地は、東側端から南向きに竿が延び、車2台が縦列できる長さです。旗の部分が縦10メートル、横16メートル程… [続きを読む]
たな0427さん (千葉県/37歳/男性)
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