対象:インテリアコーディネート
島崎 義治
建築家
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色だけで決めるのではなく素材の良さを楽しんでください
色を決めるというのではなく、材種を決めるということになると思います。
オールアバウトでは、床の色や建具の色をどうしたらよいかという多くの質問がありますが、それらは樹脂シートに木目をプリントとしたものも多く、木ではないことも多いです。しかし、あなたが気に入られたテーブルはそうではなく本物あるいは本物に近い物のような気がして、回答をさせていただきたいと思います。
2つのテーブルが全く同じつくりのもので、材種がチェリーかウォールナットか決めかねてらっしゃるのであれば、手触りや質感、木目の調子、なども含めて気に入った方を選ばれたらよいと思います。硬さや表情もチェリーとウォールナットではかなり違いますし。しかも、木は生きていますので、経年変化によってさらによくなってゆくと思います。現在は少し明るいと思ったチェリーも時間がたてば落ち着いてきますので、それを想像して決めたらよいと思います。時間がたってよりよくなるのが自然の材料のいいところです。チェリーもいいですよ。
2つのテーブルが違うつくりの場合は、色や材種だけにこだわるのではなく、材の厚みや木目の深み、家具としての品格や強度なども考慮に入れて、決定されたらいいと思います。
いいテーブルに出会われたのだと思いますので現在の色だけで決めるなんて、テーブルに失礼です。
ご参考になれば幸いです。わからないことがあればご遠慮なく聞いてください。
島崎義治
島崎義治建築設計事務所/人間環境大学教授
2012/13グッドデザイン賞を受賞しました
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