社会保険加入をおすすめします

syunamallyさん、こんばんは。
社会保険労務士の木村と申します。

結論から申しますと、社会保険に入った方が有利です。
理由は、主に下記２点です。

１．産前産後休業の期間、出産手当金が受給できる
２．他の健康保険の給付（傷病手当金等）、厚生年金の給付（有利な老齢年金、障害年金等）が受けられる


週５日勤務で月収160,000円、標準報酬月額も160,000円というケースで考えてみましょう。
気になるのは、社会保険料負担の増加だと思います。


（社会保険料負担の増加）
健康保険料 7,584円、厚生年金保険料 13,130円ですので、
現在よりも社会保険料が、１ヶ月につき、20,714円多く控除されます。

（出産に伴う給付）
出産に伴う給付には、出産手当金、出産育児一時金、育児休業給付金があります。

出産手当金：
いわゆる産休の期間（産前42日、産後56日）、出産手当金が受給できます。
98日休業した場合、348,227円ほどの受給額になります。

単純に考えても、
これから来年５月（産前産後休暇の終了時）までの社会保険料 ＜ 出産手当金　です。


尚、出産育児一時金は、syunamallyさんが社会保険に入った場合でも、だんな様の扶養のままの場合でも、同額の給付になります。
また、育児休業給付金は雇用保険からの給付ですので、一定条件をクリアしていれば、現行のままでも受給できます。


（社会保険料の免除）
産後57日目からは、育児休業に入ります。
育児休業の期間は、社会保険料は労使ともに免除になります。
育児休業で収入がない間に、社会保険料がかかるのではないかという心配は要りません。
また、会社に社会保険料の負担をかけるのではないかという心配も要りません。


会社の方から、勤務日数を増やして社会保険に入らないかと言ってくれているということは、出産手当金のことも考慮してくれているのではないかとも思われます。

syunamallyさんの健康状態さえ良好であれば、社会保険加入が、金銭的には有利です。
会社と話し合って、前向きに検討されてはいかがでしょうか？