決算書に騙される経営者にならないために
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こんにちは。
将来型会計事務所LBAの岸井です。
儲かっているかどうかや、どのくらい儲かっているかはどうやって判断しますか?
「感覚」でしょうか?
感覚もとても大切ですが、多くの経営者は決算書も参考にしています。
ところが、この決算書が曲者です。
黒字になっていても、必ずしも儲かっているわけではありません。
赤字だからといって、必ずしも業績が悪いわけではありません。
決算書の成り立ちを知らないと簡単に騙されてしまいます。
たとえば「減価償却費」。
本来は規則正しく毎期計上していくものですが、赤字を回避するために計上額を減らしたり0にしたりしてしまうことがあります。
これによって決算書は黒字になるのですが、本来入るべきマイナス要素を省いて作っているだけなので、本当は赤字なんですね。経営者は始めは理解しているつもりが、段々そんな事情は忘れて、黒字の決算書だけが唯一真実として残ってしまいます。
「去年、このくらいの売上でも黒字だったな」
「うちって、よそより利益率いいな」
そんな勘違いをしてしまいます。
減価償却費に限らず、決算書には、本当の姿を見せないためのトラップがたくさん仕掛けられています。
決算書のトラップを見抜いて自社の本当の姿を認識して経営に活かすか、トラップに引っ掛かって迷走するか、結果は大きく変わってきます。
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このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
顧問税理士以外で何でも相談できる人が欲しい、を提供しています。クライアントの皆様と夢を共有し、ビジネスに興味をもって最適なアドバイスを行っていくことが一番の貢献です。
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