- 清水 圭一
- 日本クラウドコンピューティング株式会社
- 東京都
- IT経営コンサルタント
対象:ITコンサルティング
顧客管理(CRM)を中小企業の攻めの営業で活かす その2
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<前回の続き>
中小企業の場合、大企業と違い、数少ない取引先と取引案件数によって、その会社が成り立っているケースが多く見受けられます。中には、特定の取引先が一社という会社も存在します。
CRMというのは、どちらかというと、複数の見込み客、取引先、案件を効率的に管理する為のツールですので、わざわざコストが掛かるCRMを使うよりも、数が少ない場合は、表計算ソフトで顧客管理をしたほうが無料だし、簡単だと言い出す方が現れる場合があります。
しかし、現在のスマートフォンやタブレットなど様々な端末からの情報へのアクセスや、クラウドサービスにおけるフリーミアムモデルの普及を考えると、実はこれは得策でない方法になりつつあります。
現在では、Zoho.comが提供するCRMのクラウドサービスの様に、一部の機能やユーザー数の制限はあるものの、無料でCRMを使えるところもあります。
売上や企業規模を大きくしたいと考えている企業にとっては、大人数での情報共有や拡張性の高さから、最初からクラウドサービスを使っていった方が、後々、スムーズな活用が出来ますし、エクセルよりもCRMのクラウドサービスを使った方が、情報の共有やデータの安全性、多角的な分析をする上でも有効です。
(図1)中小企業がCRMを活用する為の導入時のポイント
CRMに過剰な期待や幻想を抱いていないか?
科学的にマーケティング・営業活動を行うことを指導してくれる人がいるか?
表計算ソフトでの顧客管理をやめることが出来るか?
<次回に続く>
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