恋愛セラピストあづまです。
別れは誰にとっても辛いもの。
しかし、色々な方の相談を受けて感じたのは、辛さには、どうやら2種類あるようなのです。
【A.終わらない、破壊的な苦しみ】
終わらない悲しみが続いてしまったり、
憎しみが消えず、延々と恨みが出てきたり、
別れをきっかけに、人生が破壊的な方向に進んでしまう人と、
【B.いつか、懐かしい痛みに変わる悲しみ】
別れをきっかけに、色々なことに気づき、成長できたり、
悲しみは消えないけれど、それを抱えながら生きられるようになったり、
むしろ、別れをきっかけに愛に気づいたりする人がいる。
なぜこんな、同じ「別れの辛さ」と言っても、違いが出るのだろう?
いつも、そう感じていました。
今日は、私のひとつの仮説を書きます。
それは、いつか懐かしい痛みに変わる悲しみの方を感じている人は、感情の種類で言うと【悲しみ・喪失感】を感じ、癒しの道を歩んでいるのに対して、破壊的な苦しみの方を感じている人は、実は感情の種類で言うと【怒り】を感じている、ということです。
しかも、怒りを怒りとして表現すれば、まだ癒される道もあるのですが、心の奥深くに抑え込んでしまって、吐き出せないので、それが【ニセモノの悲し み】に化けたり、本当の怒りの元を癒していないので、いつまでも【憎しみ】が出てきたり、あるいは、心の奥深くに封じ込めてフタをしてしまった怒りの感情 が、人間関係を破壊してしまったり(実際に、なぜか人から攻撃されやすかったり人間関係がギクシャクしやすい人の中には、心の奥深くにため込んだ怒りが原 因の人がいます)するのです。
これでは、癒しが進まなくて当然ですし、苦しみが延々と続きます。
まず、怒りの感情を吐き出すところまでは、怒りの整理に慣れたセラピストに頼った方がスムーズに行くと思います。自分でやる場合は、怒りを感じている相手に見立てたクッションを叩くなど、実際に体を動かすと感情も吐き出しやすいです。
その後、物の見方をチェンジすることができると、ぐっと楽になります。
別れを「捨てる」「捨てられる」の関係で捉えていると、ふった側が「加害者」ふられた側が「被害者」という関係になってしまいます。それまでひどいことを した彼(加害者)のやり方に耐えられなくなった私(被害者)が、別れという方法で逆襲する(被害者⇔加害者の逆転)という考え方も結局は、加害者-被害者 という枠組みでものを考えているという点では同じです。
どちらも「無害者」である。
そういう考え方に成長する必要があるのです。
私は、別れについてはこういう考え方をお勧めしています。
続きはこちら「恋愛の悩みに関するコラム:女と男の心のヘルス」
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