- 宇多 藍子
- UNIVAST Education代表、スパイスプラス主宰
- 東京都
- 英語講師、教育者、講演家
対象:英会話
私は「学ぶ」という言葉が大好きです。
学ぶことは、勉強するとはちょっと違うんですね。学ぶこととは、新しく見聞きしたこと、読んだこと、やったことを自分のものとして身につけてしまうこと。学びは日常生活のどこにでも転がっています。今目の前にあることを、学びの対象として受け止めているかどうか。それは、その人の物事に対する姿勢でもありますね。
私は学びへの好奇心が旺盛なのか、常に学びたいことへのアンテナが張り巡らされています。
学びたい言語は何ヶ国語もあるし、カナダで暮らしていた時に目覚めた日本文化への好奇心も旺盛。本屋へ行くと目の前に並んでいる学びの種類、量、そして可能性に嬉しくなり、何時間もぐるぐる回っていることができます。(もちろん立ち読みだけでなくてちゃんと本も買いますよ)ずっとやりたかったチェロも今年からはじめ、6歳の時にぎこちなくドレミをピアノで弾いていたのと同じように、今一生懸命、音階練習をしています。
新しいことを学ぶと、いろいろなことに気がつかされます。私のチェロもそうで、普段使っていない筋肉を使ううえに、下手な力が入っているので、次の日、肩から腕まで筋肉痛に見舞われたり。語学なんて、なれない言語で必死に考えるので、脳の普段使っていないところが参ってくるのか、頭が疲れたりもしますね。でも、脳科学者の茂木健一郎さんもおっしゃっている通り、脳にはそういう新しい未知の刺激が必要なんです。学ぶことによって、脳が活性化されると私は考えています。
また、あることを学ぶということは、実はそれひとつでは完結しません。その知識が今ある知識とつながり、物の見方に深みが出てくる。物事の理解の度合いが変わってくる。そして、その差こそが豊かさなんではないかと思います。
私のもとにはじめてくるクライエントの方も、同じような心持ちでおいでになる方がほとんどではないかと思います。英語が得意な方も、苦手な方も、とにもかくにもはじめる気持ちになって私の目の前にいらっしゃる。その、一人一人の意気込みや、志をしっかり受け止めて、敬意をもって(with respectと英語ではいいます)、その方のお力になれるようできる限りのことをする、それが私のスタンスです。
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