思秋期とは
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2009-08-23 06:24
思秋期とは、人生も後半に差し掛かってきた折り返し地点の年代をいいます。
この頃になると、人間、改めて考えてみなければいけない5つのことがあります。
1 自分の人生を統合する
2 夫婦間の調整
3 老親の世話
4 自分の老後の問題
5 死後の準備
では、以下に解説します。
1 自分の人生を統合する
自分の過去の人生を振り返ってみると、そこで起こった一つ一つの出来事というのは、実は偶然ではなく、意味があって起こっている。
その当時は、部分的で瞬間的な出来事としてしか捉えられなかったかもしれないが、実は、人生を長いスパーンで見てみると、それらは繋がって、ある意味をなしている。
そのことを、思秋期には、統括して悟らなければならない。
自分の真の役割は何か? 自分は今後、何に注力すべきか?
2 夫婦間の調整
夫婦というものは、気をつけていないと、日々微妙にズレていってしまうものである。
だからこそ、本来は1日の反省、1週間の反省をする必要があるのだが、晩年にも、改めて夫婦の価値観を見直し調整してみてはいかがか。
3 老親の世話
親の介護は切実な問題である。
家族で協力し、愛をもってこれに当たらなければならない。
この時に親に向かう自分の姿勢が、将来、自分に向かう子の姿勢でもある。
4 自分の老後の問題
これは、年金の話ではない。
自分が老後、社会にどんな貢献をするか?ということである。
長い人生を積み重ねてきたのだから、誰もが何らかの分野で教師になれるはずである。
自分が培ってきた見えない財産を、次の世代に継承しなければならない。
5 死後の準備
死後の世界があるとして生きたほうがいい。
そして、死んだ後の準備をしなければならない。
死が明確になると、生が明確になる。
常に死を意識した生でありたい。