大国の論理と民族紛争について - コラム - 専門家プロファイル

葉玉 義則
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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大国の論理と民族紛争について

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重たいテーマですが、今日は直近の「チベット暴動」について
考察してみたいと思います。

暴動が起きるという事は、その地域内で何かしらの弾圧や政治的
束縛策が講じられている事が(歴史上)ほとんどであり、武力で
圧しようとしても、そう簡単には収まらないし、当然、抜本的な
解決からは遠ざかっていくばかりです。

公的な統治国である中国は、悪いのは一部の民衆や旧政権であり、
我々の主張は全面的に正しい、と平静を装っていますが、情報の
開示や第三者の調査を拒否する限り、誰も、その言葉を信用する
事はないでしょう。

まったくのところ、国家組織というものは、恐ろしく、不可解な
生き物(仕組み)です。

なんで、もっと柔軟に対処し、個々を生かし合える知恵を出せない
のか、思惑や方針に支配される権力者の群れには、おぞましい人間
の真実が垣間見え、人類の限界を感じざるを得ません。

「建前」(オリンピックの成功)と「本音」(中国ブランドの強化)
を使い分け、各国にも同様に存在する利害状況を見極めながら、舵
取りを行う中国の支配者層は、今回の件(チベット紛争)についても
何とかオオゴトにならないように、収めていく事でしょう。

しかし、この先、何が起こるか分からない“火種”まで消す事は、
大国の力をもってしても、不可能な事に違いありません。

日本には、全く関係のないような事柄でも、世界の関係が複雑に絡み
合う今日において、「しらんぷり」には大きな代償が伴いかねません。

すぐに、何かしらの行動を起こす事は、難しいにしても、一つ一つの
案件に対し、対岸の火事とやり過ごすことなく、経緯を注視の上、先々
に備え、個々に考え続ける事が、今は一番大切な姿勢かもしれません。

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