- 宇多 藍子
- UNIVAST Education代表、スパイスプラス主宰
- 東京都
- 英語講師、教育者、講演家
ふと会話で聞いた文や、さっき雑誌で読んだいい言いまわしを、1週間で自分のものにする方法があります。
それは、
「期間限定で「口ぐせ」にしてしまうこと」
です。
■口ぐせ勉強法
例えば、誰かとの会話の中で、
"From what I understand, ..."(私の理解したところでは…)
というフレーズを耳にしたとしましょう。
理解できるけれども、自分の語彙の中には入っていないし、ましてや日常で使いこなせない。
そんな言葉が、この勉強法の良い材料です。
その日から1週間、とにかく使えそうな場面ではそのフレーズを使ってみましょう。
どの場面で使えるか、どんな状況で使えるか、今の使用法であっていたのか、それは相手の反応を見ながら使えば大丈夫。
1週間もあれば、頭も口も慣れてきます。
そしてその単語やフレーズは、自然に出るようになります。
■2つの注意点
1 ひとつの単語やフレーズを、1週間以上続けないこと。
1週間以上続けると、本当の口癖になってしまって、耳障りになるのは言うまでもありませんね。
また、忘れるという過程も英語学習にとっては大切です。
とにかく1週間続けたら次の言葉にうつりましょう。
2 日常で使われている言い回しを選ぶこと。
辞書で引いた単語を10個も並べて、それを口癖にするというのは、見当違いです。
単語の善し悪しにかかわらず、毎日日常会話に出てくる言葉と、そうでない単語があります。
専門用語で特殊なときにしか使わない単語には、この勉強法は向きません。
それよりも、簡単で、常に頻繁に使えるもの、よく耳にするが、なかなか自分の口からは出てこない言い回し、
そんなものを、自分の口に定着させる目的で、気になった言葉に出会ったら1週間やってみるといいでしょう。
さらっと英語が出てくる、いい訓練になることとおもいます。
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