- 大園 エリカ
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
- 東京都
- クラシックバレエ教師・振付家
✿「花言葉」美輪明宏 著 (PARCO出版) より
財産、知性、知名度……
何もない不完全な女ほど、男に対する欲求が多いもの。
「殿方は美しければそれだけで結構」
そう言えるのが一流の女です。
貴方の鋳型に合わせて作られた人はいない。
出っ張ったり、引っ込んだり、理想に合わないのは当たり前。
別の人間と暮らすのは「我慢くらべ」です。
相手もそう思っています。
すべてに恵まれ成功しているように見え、
近寄り難く思える人も、
悩み苦しみのどれかを抱えているのが当たり前。
思いやりの心で観れば、相手の本質が見えてきます。
気の毒になります。
身体に悪いものがおいしいように、
悪い男女ほど魅力的。
「色男」「色女」のつもりが、
「貯金箱」にならないように。
貢がなくても付き合える、そんな男女を選ぶことです。
見えるものを見ない。
見えないものを見る。
外見よりもその人の心がキレイかどうか。
これが人を見る目安になります。
皆が喜んでくれる自分を無理に演じようとするより、
人目を気にせず、素顔の自分を自然に表現して、
喜ばれる自分になれば、楽になれます。
容姿・容貌・年齢・性別・国籍・肩書き、
それらをすべて消した、そのうえで、
相手を一つの魂として見つめる訓練をしましょう。
本性が判ります。
私のお気に入りのこの写真、何を撮影したものだか分かります?(答えは秘密♫)
(^^✿
人生経験がハンパない美輪さんのお言葉は非常に現実的で、媚びや甘やかしや虚飾というものが皆無です。
正に"人間"というものに対して非常にシビアな現実が書かれておりますが、
私は逆にそこに慈愛と慈悲という"本物の優しさ"を観る事ができます。
☆_(_☆_)_☆
「人生」とは長期戦。
そこで様々繰り広げられる人間関係というものにも、
平等にクールに働くのが「因果」という宇宙の法則です。
貴方が求める、その人間関係の"根(動機)"は何か?
それがプラス・マイナスゼロにさせられる「死」を迎える時の結果に向かいます。
( ・・) ~ ☆彡 or ★彡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年