芥川賞作家　又吉直樹さんを、性格分析してみた！

by Don


無口で、
一捻りした皮肉の効いたギャグセンスと、
ネガティブなキャラの原型が、

子供の頃、
父親から叱られたトラウマ体験にある、
とよくブログなどに、
書かれていますが、

それは結果であって、
原因ではないのです。

その体験自体を、
行動レベルでどう受け止め、

信念価値レベルで
いかに記憶するかは、
生まれながらの、
持って生まれた性格によって
大きく異なります。


又吉さんは、
基本、内向型で、
控えめな人柄の人です。

情熱に欠けるように見えますが、
適度に快活で、
ユーモアがあります。

人との交わりに関して、ちょっと億劫そうで、
苦手意識が垣間みえます。

出しゃばらず、追従的で、
周りから気に入られるように振る舞い、

適度に社交的で、温厚で、
フレンドリーで、
愛想がいいです。

人付き合い、社会との折り合いでも、
なかなかの才人とお見受けしました。

それらがあたかも自然体であるかのように
みせるのが上手な人です。

人知れず、案外、
苦労人なのかもしれません。

とくに内面での心理的な
葛藤の処理において。

読書が役立ったのでしょう。
内面と外面の両方で、
本当の自分と折り合うために。




反応がゆっくりで、
言葉づかいも丁寧。

姿勢と行動面でのくつろぎと、
身体的な心地よさを好み、
快適さを求める人です。

他人に対する控えめな思いやりと、
どこか洗練された礼節さえ感じます。

基本、人間志向で、
感情の流れに淀みがないのが
長所です。

素朴さと、
ある種のふてぶてしさとが、
同居しています。

寛容さと、自己満足、
人と深く関わるというレベルでの、
未熟さが同居しています。

（自分が重きをおかない事柄へは）
安楽を好む習性から、
慣れ親しんだことへの
しがみつきがあるかも。

（高校時代、
行きつけのカレー屋さんで、
ほぼ毎日カレーを食べても平気だった、
と想い出を語っていました。）

ストレスの掛かった場面では、
受動攻撃的な態度（暗黙の抵抗）
を現しそうです。

自分の必要や、
満足が掛かった場面では、
強く自己主張するよりは、

自分を後回しにしたり、
初めから放棄する傾向があります。

人と争うのを好みません。


自己価値が低く、
被虐的です！

内的な葛藤、自意識の強さに
相当永い間、
苦しんできた人だと思われます。

顔の表情にその痕跡が。

太宰文学に惹かれたのも、
その辺に本質的な理由がありそうです。


少年時代はサッカー、
大人の入り口で、
お笑いを目指したこと、

自分がトコトン拘る世界では、
上記の人柄と反比例して、

手が付けられないくらいガンコで、
職人気質、
芸術家気質です。
その辺は、松本人志さんとよく似ている。


闘争心、競争心を
表に出すタイプではなかったと思われますが、
ホンネでは負けず嫌いだったはず。


好きなサッカーをやめたのは、
「ただただ適正と、
協調性がなかったから」
と語っています。

どちらかと言うと、
女性的な性格の又吉さんが、

相方に綾部祐二さんを選んだのは、
正解だっと思います。

イケメンキャラで、
社交性が高く、
活発で、
前向きな性格の綾部さんが、

又吉さんの長所を活かすように、
うまくリーダーシップを取ってくれたから。

聡明な又吉さんが
いちばんよく知っているはずですし、
感謝もしているのでは。

綾部さんは、
ポジティブ志向で、
思い立ったら結果が出るまで、
やり遂げるタイプです。

独力では、
ともすれば眠りがちな又吉さんの

活き活きしたエネルギーを、
綾部さんが引き出してくれる。

又吉さんのタイプは、
自分よりエネルギーの高い、
元気にしてくれる相棒を求めます。

内面での平穏さ、
落ち着きを保っていたいので、

起こってくることを受け止め、
流れに沿って動き出すタイプ。

『サワコの朝』で、
子供の頃、
「虚言癖があって叱られた」
と面白可笑しく語っていましたが、

たしかにこのタイプの人達は、
ストーリーテラーの才がある人が多いです。

一度動き出すと、
鯨のように大きな力を発揮し、
想像力と感受性が豊かなので、

ビジョンと創造力に恵まれれば、
社会的な成功も夢ではない。

世の中のタイプ9（エニアグラム）に
希望の火を灯してくれた、
今回の又吉さんの受賞劇でした。



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