- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
この本いいよ!「稼ぐスタッフの育て方」羽田未希著
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「お会計の手順は出来ていたね。でも、笑顔がなかったよ」
「お会計の手順は出来ていたね。次は笑顔があるともっと良いね」
新人スタッフにとって、どちらの言い方をされると「また明日もがんばろう!」という気持ちになるでしょうか?
お客様が「また来たいな」というお店を作っていくのと同様に、スタッフが「また明日もがんばろう」と言うお店を作っていくのは、店長にとってとても重要なミッションなのです。
この本の著者である羽田未希さんは、私と同じくマクドナルドで長年現場責任者である店長を務め、現在はそんな店長達を支える、特に飲食業に強い社会保険労務士として活躍をされています。
彼女の書かれたこの本には、彼女がマクドナルドで学んだ数多くの「スタッフ育成術」、それも、ただ基本のマニュアルを教えると言う事ではなく、「稼ぐスタッフ」を育てるコツがふんだんに盛り込まれています。
たとえば、冒頭の、2つの言葉の違い・・・あなたは、どちらの言い方をされた方がやる気が出ますか?
私ならば、後者の方です。
上司が部下にダメ出しをするシーンはよくあります。
上司の多くは、正しいことを教えているつもりですので、ごく自然と前者の方を使います。
しかし、せっかく承認し、ほめているにもかかわらず、前者のように「条件付きでほめる」と、せっかくのホメ効果が消えてしまうのです。
いや、消えるだけでなく、やる気も失わせてしまうかも知れません。
これは、とてももったいない!
なかにはもっと酷く、ただダメ出しをすることで「仕事をしているつもりの上司」もいます。
こんなの、もってのほかです。
ただダメ出しをするのならば、それはただの「指摘担当者」です。
基準やルールとの違いをただ指摘するだけならば、誰でも出来るのです。
「上司」「店長」の役割は、そんな軽い低い薄いものではありません。
あなたの仕事は、スタッフの「やる気」を引き出して「その気」にさせて「主体的に動く」ようにすることです。
この「稼ぐスタッフの育て方」には、店長のために「どうすればそれが出来るか」について、彼女の経験と実績を元に惜しげもなくそのノウハウが紹介されています。
是非とも、本屋さんで、このステキな本を手に取ってください。
きっと、あなたの悩みを解決するヒントが見つかるはずですよ。
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