実録！入会後の変化②「伝書鳩に意図を持つ。」

2015-04-14 14:06

昨日のブログの続きです。

ななえさんは、お母さんとの必要以上の「癒着」があったようで、「お父さんに近づいちゃいけない」という、無意識の禁止令を受け取ってしまい…そしてそれはおそらく恋愛のときも「異性に近づくな…近づくと同性の誰かからひどい目に遭うかも？」という無意識の怖れになりがちだったのかもしれません。（昨日のブログはこちら）

さあ、「対等なコミュニケーション」、それってどんな？

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　…ここで湯田さんから、母と対等なコミュニケーションを取ってみよう、と提案がありました。

母の言う意見に全て同意するよりも、自分の感覚を大事にできたら、もっと楽になるだろうなと思いました。

　また、以前から私は、父の、母と姉に対するそっけない態度も気になっていました。父は、私に対しては関心を示して話しかけたりするのに、母や姉には、「おはよう」とか「おかえり」などの挨拶もしませんでした。家族で食卓を囲んでいても、父は私が発した言葉にしか反応しませんでした。私はその平等ではない感じがすごく嫌でした。

母と姉はよく私に、父に伝言を頼んできました。「お父さんに、○○って言っておいて。私たちが言ってたっていうと、お父さん怒るから、あなたがお願いする形で言ってくれない？」と。
なんで私が伝書鳩のようなことをやらなければいけないのだろう？直接伝えたらいいのに。と思っていました。

　ここでも、湯田さんから提案がありました。伝書鳩という役割自体はいいことで、そこに自分の意図を持ってやってみたらどうかと。

二つの課題を2週間後の面談までにこなせるだろうかと、帰り道少し不安な気持ちで歩いていました。でも、とにかく私が変わらなければ何も始まらない！と腹をくくることにしました。早速、その日の夜に、父に私が思っていることを、伝えてみました…
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お母さんの言うことをすべて同意してないのに「そうだね」と言わなくちゃいけない、と思い込んでいらしたのですねー。

ですから「対等なコミュニケーション」と言っても、「自分が本当はそう思っていないことは同意しない」だけのことです。
と言ってもあからさまに反対したら「この子はいったいどうしたの？」となってしまう可能性がありますよね?

そこは、カウンセリングのラポールと一緒です。
「ふうん、そうなんだ？」「なるほどね、お母さんはそう思うんだね」と。
話し方のテクニックよりも大事なことは、「自分自身の心に正直になること」です。本当に自分が感じている事を大事にする。つまり思ってもいないことには賛成しないだけです。

そして、「伝書鳩君」ですね。
確かにただの伝言役なんて堪えられないですよね！
でも、「二者の間を取り持つ重要な役割」だと考えると、すごく素敵なことですよね。自分自身がこの家族3人を仲良くさせたい、と意図するだけで、状況は大きく変化できる可能性が生まれます。

それにしても、ななえさん、素敵！
「私が変わらなければ何も始まらない」と腹を括ったんですね！
そして、その日の夜に伝えてみたんですね！！！素晴らしい！

さあ…お父さんは？
そしてお母さんは？

一体どんな反応だったのでしょうか？
それはまた次回のお楽しみ♪

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