浅田真央~氷上の舞姫(後編)
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さて、今朝は、浅田真央ちゃんがET6(エニアグラム・タイプ6)である理由と、特徴について考察してみますね。
もう少し踏み込んで迫ってみます。
人との接し方はソフトな印象で、真剣で、従順ですよね。
(ほぼ、相手が誰でも。観察できた限りでは)
真剣に関わろうとするメッセージが姿勢から伝わってきますし、
相手に伝えようと(わかってもらおうと)します。
たとえ、意見の相違があっても、最後は他者に寄り添う感じです。
分析用語で、「追従型(従順型)」といいます。
気のエネルギーも、眉間の辺りに集中しているのがわかります。
感情よりも、論理(の筋道)を大事にする「思考」の人です。
本人も、とても論理的に話そうとします。
(ET7は「説得」しようとします。)
6の人のいちばんの特徴は、「反応性」です。
相手や周囲が発する信号から、たくさんの意味を読みとっている気配が伝わってきます。
この辺は「小動物」に似ていますね、警戒心の強い。
返ってくることばも、いわゆる気を付けている感じ。
反応して、当意即妙に自分の言動で表現する、ET7の「応答性(敏感さ)」とは異なります。
ここがET6か、ET7かを分けるところ。
(羽生結弦くんはET7では?と疑っています。陽気ですしね。懸命にそう振る舞ってる感じも少し見えて、気にはなりますが。)
まとめるとこうなりますね。
人を惹きつける魅力があり(いわゆる「愛されキャラ」)、何事にも真剣に関わり(コミットメント力)、責任感にあふれ、安全志向の人たち。
その一方で、内面の恐れと、同時に外界の恐れに対応するため、揺れ動き、(他人からは)複雑で、常に変化する心の様式をもっています。
「不安と反抗心に悩まされる」「疑いをもつ」人たち、でもありますね。
真央ちゃんからも、「期待されてることをすれば、大丈夫」そんなオーラが伝わってきます。
努力して「良い子」でいようとする、
努力して安心と、愛を得ようとする、
頑張り屋さんの自己像でしょうか。
事実、SPの不振は、直前の「長時間の練習が原因だ」と、元コーチのタラソワさんが、指摘されていますね。
6の人は、外側に絶対の確信(自信)を求めて、練習を繰り返す癖があります。
確認癖というか、強迫的なまでの。
内側にそれを求めて、結果を出したフリーについては、きのう書いたとおり。
そして、「6が6である存在証明」は、「自責感(罪責感)」の強さと、
何事も両極に揺れる「両価性」。
ここが同じ思考センター(ヘッドセンター)でも、
隣りのET7とも、ET5とも異なる特徴になります。
強いて一言で表現するなら、「猜疑心」。
真央ちゃんからも、「メダルは取れなかったけど」とか、
「ごめんなさい」とか、
言わなくてもいいのになあ、と思う言葉が聴かれました。
ジャンプの高梨沙羅選手も、6では?と、これは妻の説。
この「自責感(罪責感)」の強い人は、顔の表情に沁み込んでいる(ように私には見える)ので、びっくりすることがあります。
ET6と思われる俳優の佐藤浩市さんとか、安倍総理とか、お笑いの太田光とか。
ちょっと理屈っぽくなってしまいました。
次回は、できるだけ人物に触れたいと思います。