こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
親から支配されて育つと
「支配=愛情」
と思ってしまい、自分を支配する相手に安心感を抱くことがあります。
暴力を振るうお父さんのもとで育った娘は、どういう訳か暴力を振るう男性とばかり付き合ってしまう。
女性にだらしのないお父さんのもとで育った娘は、不思議と浮気を繰り返す男性とばかり付き合ってしまう。
アルコール依存症や、ギャンブルにのめり込んでいたお父さんのもとで育った娘は、何かに依存しなければ生きていけないような男性とばかり付き合ってしまう・・・
というようなケースは、すご~く多いです。(絶対そうなるってことじゃないですけどね)
つまり、お父さんと同じ問題点を持つ男性のことを好きになってしまうんですね。
お父さんのことを嫌っていたとしても、どういう訳か似たような人を選んでしまうんです。
不思議ですよねぇ~。
子供って、小さいうちは親のことが大好きです。
どんなに酷い親であっても、無条件に好きなんです。
大好きじゃなければ、その空間で生きていけません。
もしも嫌ってしまったら、子供はどうなってしまうでしょう?
小さな子供は、自力では到底生きてはいけません。
ですから、たとえ酷いことをされたとしても、反抗的な態度をとったり嫌悪感を抱くよりも、信頼や、好意をもって接する方が生存確率が高くなるんです。
だからどんな親であっても、子どもは親が大好きなんです。
子供は、親の困った行動の奥に親の抱える苦悩を嗅ぎとります。
そして、大好きな親だからこそ
「何とかしてあげたい」
と思うのですが、小さくて無力な自分にはどうすることもできず、無力な自分を責めながら、その後の人生を歩んでいくんです。
その後成長した子供は、パートナーを選ぶときにその人の中に、親の抱えた苦悩と同じものを嗅ぎ取ると
「あのとき助けてあげられなかったから、今度こそ何とかしてあげなくちゃ」
と、相手を親から彼に代えてリベンジしたくなるんです。
彼のことを愛しているからというよりも
「何とかしてあげなくちゃ」
という使命感からお付き合いが始まるのかもしれません。
もちろん本人は、そんなこと、これっぽっちも気づきませんよ?
何しろ付き合いはじめは、燃え上がっちゃってますから。
燃え上がるといっても、父親と同じ傷を持つ彼だからこそやたらと親近感を抱いてしまい、その慣れ親しんだ感覚のせいで
「彼こそ、運命の人だわ」
「初めて会った気がしないの」
と錯覚してしまっているだけのようなのですが・・・
全ての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。