恋愛セラピストのあづまです。
恋愛感情が自由で、恋を楽しむことができるという、プラスの意味と、
恋愛依存症で、恋がないと生きていられないという、マイナスの意味と、
両方の意味に使われることがあります。
そのために、「恋愛体質であることは、良いことなのか、悪いことなのか」と迷うことも多いようです。そこで、ヒントになる考え方をお伝えしたいと思います。
私の基本的な考え方として、
・癒される方向→よい方向
・依存症に向かう方向→悪い方向
と、考えています。
恋愛の例で言えば、たとえば、
「上司との禁断の恋(不倫)だが、別れられない」
これは恋愛依存症の可能性が高いです。→依存症に向かう方向です。
したがって、何らかの行動を起こして、抜け出した方が本人の幸せです。
一方、「熱い想いを持って結婚したあと、少し落ち着いて、今は温かい関係」
これはいわゆる「熱愛」「恋愛感情」は冷めていますが、愛情へと続いていて、
癒される方向に向いているわけです。
この基準で考えると、「恋愛体質」という言葉も、恋が多いという意味では共通しているけれど、イヤされる恋愛をしているのか、依存症になる恋愛をしているのかで、全く逆の方向を向いていることが分かります。
「恋愛体質」という言葉は共通だけれど、
「癒される恋愛に向かっている、良い恋愛体質」と、
「恋愛依存症に向かっている、悪い恋愛体質」がある、ということなのです。
では、依存症に向かっているかどうかは、どこで判定できるのでしょうか?
それは、ネガティブな感情にフタをする方向が、依存症に向かう方向だと考えてください。
たとえば、彼と会うたびに背徳の感覚でゾクゾクする。罪悪感を感じて「喜びと苦しみ」を同時に味わっている。これは恋愛依存症に陥る危険性が高い状態です。
一方、彼とつき合っていると、次第に落ち着いてきて、自然にカップルの安定期に入ってきた。恋愛感情もゼロではないけれど、親友のような感覚も育っている。これは癒されている方向です。
それから先ほど、「ネガティブな感情にフタをする」と書きましたが、フタをしてしまうネガティブな感情は必ずしも、彼との関係で感じたものばかりとは限りません。
たとえば、子供時代に親との関係や家族間で感じていた嫌な感情。これが未解決のままになっていたりすると、依存症的な恋愛にはまりやすくなります し、大人になってからの場合であれば、離別や死別などを経験したあとの辛さをしっかり癒さないまま次の恋愛に入ってゆくと、依存症的な恋愛になることがあ ります。
恋愛体質は、良いのか悪いのか。
そう迷ったときには、「癒される方向に進んでいるのか」「依存症になる方向に進んでいるのか」そう問い直してみてください。
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