吉本 彰夫
ヨシモト アキオグループ
保険診療は外科的な発想なのです(その2)
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ほとんどの方は歯医者は歯を治せると思ってこられている方がほとんどです。
しかしながら歯医者は歯を治すことはできません。
インフルエンザとかであればお薬を飲んで五体満足きれいに治る
これは治る
しかしながらどうでしょう?
イメージしてみてください。
交通事故で残念ながら足を失われてしまった方が
救急車で病院に運ばれてきました。
さあ、外科の先生が治療し、
はい、終わりましたよ
退院していいですよ
となりました。
その時、足どうなっているでしょう?
想像している通りです。
足、ないんです。
残念ながらそのような外科的処置が歯科でも行なわれているのです。
歯科では再生はまだまだないんです。
では、薬を使って治療するとはどういう考えなのでしょうか?
私の医院で行なっている薬、薬で治す治療法は
薬にも種類がありますが、抗生剤を使ったりいろんな薬があります。
その薬の使い方や種類は先生によってさまざまです。
薬を使うということはどういうことか?
ばい菌を殺すということです。
ばい菌を殺すとどうなるのか?
バイキンが侵入している骨や歯を削らなくてもよくなるということなのです。
多く削る必要がなくなる
ということなのです。
それにより
骨を残すことができたり
歯の根を残すことができたり
歯の神経を残すことができることがあるのです。
吉本歯科医院にお越しになられる患者さんの多くが
「神経を抜かないといけないと診断されたのに、吉本歯科医院では抜かずにすんだ」
とおっしゃられる理由はここに、あるのです。
もちろん
状態によってはもうすでに神経が死んでしまっている
死に掛けてしまっているこのような状態には残せないかもしれません。
そのように薬でもって削って削り取りという発想ではなく
今いるバイキンを極力殺菌して菌だけを殺す
そのような内科的な発想なのであります。
「歯科での保険治療と自由診療の違い」のコラム
保険診療は外科的な発想なのです(その4)(2014/05/30 10:05)
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