飯田 裕
イイダ ユタカグループ
キシリトールガムの副作用?
-
※朝日新聞がオススメする専門家WEBサイト マイベストプロ茨城に「インプラント治療のエキスパート」として掲載中!
http://mbp-ibaraki.com/tsukuba-occ/
1.キシリトールがむし歯予防になる理由を知ってますか?
キシリトールがむし歯予防に効果的なのは皆さんご存知かと思いますが、「何で?」聞かれて即答できる方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか?
むし歯予防になる理由は2つあります。
1)むし歯の原因菌であるミュータンス菌に栄養として利用されにくく増殖を抑制する、
2)清涼感のある甘さが唾液分泌を増やす
などの作用により予防効果を発揮するのです。
むし歯の放置で敗血症に?!全身にバイ菌が広がる恐い話 http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-154285/
2.キシリトールは毎日少しづつ継続することが大切
むし歯とは、ミュータンス菌に代表されるむし歯の原因菌が酸を産生し、歯が溶け出す現象です。
菌は糖分などの栄養を分解して酸を作り出しますが、キシリトールでは酸が作られません。
しかも、ミュータンス菌の体内に取り込まれると、菌自体が持っているエネルギーを放出させてしまうので、力が弱って次第に菌の数が減っていくことになります。
キシリトールを長期間(1日3回で3ヶ月)継続して摂ると、歯垢をすみかとするむし歯菌は減少、同時に活力を失っていき、歯垢が歯面からはがれやすくなることも知られています。
上手に使えば効果的ですが「過ぎたるは及ばざるがごとし」でして、お腹がゆるくなることもありますのでとり過ぎは禁物です。キシリトールは他の代用甘味料と同様に、腸内で水分を引き込む性質がございます。
つまり下剤と同じような働きがあるのです。食事の内容や水分の摂取量、腸の長さなどにより、人によっては少量でもゆるくなる場合がございます。通常はキャンディーやガムから摂取する程度の量であれば安全だと思われますが、「一度に大量(30~40 g)に摂ると浸透性下痢や腹部不快感が起こる可能性がある」とされています。
また、長期に多量摂取した場合の危険性についてや、妊娠中・授乳中に大量に摂取した場合の安全性については、十分なデータがなく注意が必要です。
あくまでも少量づつ、継続的に召し上がっていただくことが大切です。
さらに市販のガムの中にはキシリトール100%のものは少なく、他の代用甘味料が使われている物も多いので、個人的には歯科医院で販売されているキシリトール100%のものをお勧めいたします。
TVで話題…食後すぐに歯みがきはダメなのか? http://profile.ne.jp/pf/yiida/c/c-146146/
つくばオーラルケアクリニック(歯科・口腔外科) JR常磐線荒川沖駅より徒歩5分
公式HP http://www.tsukuba-occ.com/
fb http://www.facebook.com/tsukuba.occ
このコラムに関連するサービス
あなたに最適なインプラント治療のプランを専門医がご提案!
- 料金
- 5,000円
当院では、あなたに最適な治療プランを専門医がご提案する「インプラントカウンセリング(要予約・50分まで)」をお受けしております。インプラント治療をご検討中の方や、他院でインプラント治療をご検討されている方で、主治医以外の意見を聞いてみたい方など、「セカンドオピニオン」としてのご相談も可能です。