須永 豪(建築家)- コラム「本来の射程」 - 専門家プロファイル

須永 豪
響きあう木の空間

須永 豪

スナガ ゴウ
( 長野県 / 建築家 )
須永豪・サバイバルデザイン 
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本来の射程

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2005-11-21 05:05
■2005.10.26(wed)
以前にもホワイトバンドのことを書いたのだが、
あの呼びかけ自体は否定するつもりはない。
300円の使途が寄付ではなくても、
「政治家を動かそうぜ」という呼びかけなのだから、
それが有効に使われるのであればOKだろう。
国のトップに切り込んでいくためには経費も掛かることだろう。
裏金だって必要なのかもしれない。
プロセスの正義が感じられなかったとしても、
結果それで恵まれない人が救われるのであれば、それでいいと思う。
裏金があるかないかは別にしたって、
ガラス張りの会計であっては、実際のところ何もできないだろう。
ブラックボックスの向こうにも人の善意があるなら、否定しない。
しかし、日本でのホワイトバンドは、(よその国のことは知らないが)
つまらないところでゴタゴタしているうちに、本来の射程を失ってしまったように見える。
僕はべつにアンチ・ホワイトバンドなのではなく、
ただ残念なのである。
やろうとしていたのは良いおこないだったハズなのに、
その方法を誤って、大きな関心を引きつけたままコケてしまった。
「ほっとけない」なんて、妙なコピーつけないで、
もっと真正面から正直にやってくれていたら良かったのになぁ。
関心はあったけど、なんか気持ち悪いってんで躊躇していたひと、
僕もそうだが結構いるのではないかな?
「不遇な人がいる、そのことを残念に思う」ということが、
ファッションとも流行ともビジネスとも無縁のところで、
素直に意思表示ができるようになることを心から願っています。
いまはとりあえず、ひとつだけホワイトバンドを買って(でもそれは着用せず)、
あとはユニセフに募金します。
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