岩間 隆司(建築家)- コラム「嗚呼 監督さん」 - 専門家プロファイル

岩間 隆司
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅

岩間 隆司

イワマ タカシ
( 東京都 / 建築家 )
株式会社ソキウス 代表取締役
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嗚呼 監督さん

- good

2013-01-17 13:07

週明けから、1階型枠のかえし作業がはじまる。

残雪のなかでの、材料搬入と建込みは、けっこうシンドイはずだが、

型枠大工さんたちの手際はよい。ムダな動きがない。

 

現場事務所にもどっての定例会議では、組の監督Hくんと電気設備。

それに、作業をおえた型枠大工さんも加わり、活発な議論となった。

私も現場監督出身です。型枠作業は、ある程度心得てるつもりでも、

いろいろ新たな工作金物も生まれているようで、対話は刺激になる。

 

私は、現場サイドへの施工指示では

どうしてここは こうする必要があるか。を、具体的に説明します。

すると、職人さんたちのほうからもポジティブな提案がでてきます。

 

 

先日、日本を代表する 映画監督 の訃報がありました。

建築現場(特に集合住宅)の制作工程は、映画のそれと似てるんじゃ

ないかな、とつねづね思ってます。

 

建築家が監督・脚本で、設計図書が台本。

スタッフやキャストは、組や職人さん といったところでしょうか。

お金を出すプロデューサーの建主さんにむけ、観客(テナントさん)

からいただく入場料(家賃収入)で、ビジネスとして成功する作品

としなくてはいけません。

 

監督のO.K! の一言が全てを支配する トップ・ダウンの指揮系統

ではなく、対話を大切にした制作現場にしたい。私のポリシーです。

 

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