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吉武 利恵
ヨシタケ リエ
グループ
お辞儀は頭を差し出す意識
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イメージ・コンサルティングに洋装・和装の着物、礼法など、日本文化に関する内容を盛り込んで参ります。
日本人に合わせたセルフ・ブランディング術をご紹介します。
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日本人のためのハッピー☆イメージ・マネジメント！ Vol.34
今回のテーマ「 お辞儀は頭を差し出す意識 」
日本文化・着物礼法研究家 吉武利恵
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相手に敬意を表すことができる振舞い、それが「 お辞儀 」です。
西洋で敬意を表す振舞いは、帽子を脱いだり、直立して緊張している様で表します。
以前のコラムで、「挨拶はコミュニケーションのスタートの重要な要素」であることをご紹介しました。
挨拶にお辞儀をプラスすることで、好印象の印象を与えることができます。
西洋と日本では、挨拶の時の振舞いに違いがあります。
西洋の挨拶は主に「 握手 」です。
お互いに手を前にだして握手をする意味は、
「 あなたに敵意はありません、手に武器はもっていません、だから安心してください 」
という意味を伝えるボディーランゲージです。
しかし、友好的な握手ばかりではありません。
相手より強く握る、上から押さえつけるように握るなど、
威圧的なメッセージをボディーランゲージで伝えることもあります。
では、日本の挨拶は「 お辞儀 」です。
お辞儀も「 あなたに敵意はありません 」という西洋と同じ意味を持ちます。
あなたを信頼しているから、急所である頭を相手に差し出します。
相手も頭を差し出して、お互いに信頼を確かめることができます。
威圧的な意味を持つ握手はあっても、威圧的な意味を持つお辞儀はありません。
威圧的な場合、お辞儀はしません。
お辞儀をする時点で、相手に敬意を表すことができます。
とても分かりやすい振舞いです。
・「頭を下げる」お辞儀から「頭を差し出す」お辞儀に変えると何か変わりそうですか？
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