お菓子に恋したサロネーゼのキュートなケーキ教室です。
宮代 眞弓
ミヤダイ マユミ
(
料理講師
)
洋菓子研究家
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公現祭のお菓子「ガレット・デ・ロワ」
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2011-01-06 00:11
1月6日はキリスト教で言う公現祭
ガレット・デ・ロワは、フランスで愛され続けている幸せを呼ぶお菓子です。
今では新年を祝うお菓子として家族や仲間と頂きます。
日本でもここ数年1月の上旬はケーキ屋さんで見かけますね。
このお菓子の中にはフェーヴと呼ばれる小さな陶器が入っていて
切り分けて食べた時、フェーヴに当った幸運な人は、
その日一日王様や女王様になり、その幸運が一年続くと言われています。
ドキドキ・わくわくの楽しいお菓子です。
キリスト教の伝統行事である1月6日は公現祭(エピファニー)と呼ばれています。
エピファニーは、「出現」を意味する言葉です。
12月25日神の子イエス・キリストキリストがお生まれになったことを知り、東方の三博士が一段と輝く星に導かれ、お祝いを捧げたことは物語にもなっていますね。
このお菓子が「ガレット・デ・ロワ」(王様のお菓子)と言われる由縁のある一説は、
遠い東の国から来た三人の博士、
・投薬を捧げたカスパール
・乳香を捧げたバルタザール
・黄金を捧げたメルヒオールの事、
つまりマギの王(マギとは博識を持つ人と言う意味)を指しています。
美味しい楽しいフランス菓子今年は試してみてはいかがですか?