高窪 美穂子
タカクボ ミホコ塩分を控えた調理法
趣味・教養 料理・クッキング 2012/12/10 21:37ある病気にて、塩分を控えた食事をするよう指導されました。
どんな料理にも大体塩を使ってきましたが、塩を使わずに味付けをするポイントや、変わりとなる調味料などありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
kanakokannaさん ( 東京都 / 女性 / 34歳 )
旨味と酸味、香辛料の使い方の工夫でカバーしましょう
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kanakokannaさま
はじめまして。
クッキングサロンM&Yの高窪です。
ご病気とのこと、お体は大丈夫でしょうか?
そのために塩分を控えることが必要とのことですね。
食べることは毎日のことですし、楽しいことですから、なるべくストレスなく美味しくいただく工夫をしたいものですよね。
塩分を控えても、美味しくお料理をいただくためのポイントは、
・旨味をしっかりとつける
・酸味を使う
・香辛料やハーブを使う
の3つです。
旨味としてあげられるのは天然素材の昆布や鰹節、煮干や貝柱、干椎茸の出しです。
また、野菜そのものの味を旨味として味付けに使うことにより、塩分を控えることが出来ます。
例えば、お味噌汁を作る時に、天然素材からとった濃いだしを使ったり野菜をたっぷり使い野菜そのものの旨味を引き出すことによって、味噌の量を少なくすることが出来ます。
煮物などでも同様です。
また、焼き魚やサラダなど、酸味を効かせることによって使う塩の量を控えることができます。
さらに、お肉や魚を焼いたり、お料理の風味付をすることに香辛料やハーブを使うことで、塩分を控えることが出来ます。
減塩できる調理法で一番簡単なのが野菜や肉、お魚を蒸して、本当に少量の塩を表面にかけ、レモンなどを振りかけて召し上がる方法です。
塩を表面だけにごく少量振ることで、最初に塩分を感じることが出来るので物足りなさを感じることがなく、レモンの酸味でさっぱりといただけます。
蒸すという調理法は、食材の旨味が凝縮しますのでそのものの旨味や甘さ、香りなどを存分に楽しむこともできます。
このヒントがkanakokannaさまのこれからの豊かな食卓作りに、少しでも役立ちますよう、心から願っています。
高窪 美穂子
補足
また、上記にプラスして上質の調味料を使うこともお勧めします。
よい調味料は使う量がほんの少しでも、素材の味を引き立ててくれますので結果として減塩に役立ちます。
物足りなさも感じません。
今使っていらっしゃる調味料類の全面的な見直しをしてみると、更に減塩に役立つ可能性もありますので、もし可能でしたらお手持ちの調味料類をチェックしてみて、シンプルでなるべく精製されていない原材料を使っている調味料類に変えていかれてはいかがでしょうか。
たとえば、醤油なら丸大豆と小麦、塩だけで作られているもの、お酢なら純米酢などです。
さらに、もし「**の素」や「××のタレ」、市販品のドレッシングやポン酢などをお使いでしたら、それを使わないようにして、ご自分でお選びになった上質の調味料類や天然のゆずやレモンなどを使って自作されたものを使った方が、結果として減塩になりますのでお試しくださいね。