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上唇小帯って何?
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子供の病気
2009-04-04 18:28
子供(1歳9ヶ月)を歯科医院に連れていったところ、『上唇小帯』という所にチェックがついていました。なんなのでしょう?
というものがありました。
1歳6ヶ月検診でもチェックするこの『上唇小帯』、今回はこれについて説明しましょう。
『上唇小帯』(じょうしんしょうたい)とは、「上くちびる」と「歯ぐき」をつないでいる「スジ」のことです。
誰にでもあるものなんですが、幼児期にはこのスジが太く、歯ぐきの頂上付近にまで伸びていることがあります。
『上唇小帯付着異常』、『上唇小帯低位付着』
なんて言います。
1歳6ヶ月検診ではかなりのお子さんに見られるものですし、成長することによってだんだんと上に上がっていきますから、それほど心配する必要はありません。
ただし、スジが歯に近い位置にあるために、歯磨きの際にスジを傷付けてしまいやすいです。
そうすると痛みを感じますので、その部分を磨く時には歯ブラシをゴシゴシ横に当てないようにしましょう。
これが、大人になってもこの状態が続いているようですと問題です。
歯ぐきの付け根にまで入り込んでしまっているので、正中離開(前歯の真ん中が空いてしまう)を起こしてしまいますし、唇を動かす度に歯ぐきが引っ張られてしまいますから、歯ぐきが剥がれて歯周病が進行します。
そういった場合に『レーザー』切除しましょう保険適用(2000円程度)ですし、5分程度で終了します。出血もありませんし、術後の腫れや痛みもありません。
千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
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