藤井 雅子(心理カウンセラー)- コラム「今月の「働く女性のための相談室」は相談した上司2人の板ばさみになって困った話」 - 専門家プロファイル

藤井 雅子
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フジイ マサコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
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今月の「働く女性のための相談室」は相談した上司2人の板ばさみになって困った話

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2021-09-11 22:58

毎月10日頃発売の小さい雑誌『PHPスペシャル』、今月の特集は「心も体もモノもすっきり!ためこまない」。

 

そのなかで私の連載『働く女性のための相談室』、今回のお悩みは、相談している2人の上司の意見が違っていて困っている方のお話。

 

自分に自信がないと、ついあちこちにアドバイスを求めて相談しがちになりますよね。

 

カウンセリングでも、「どうしたらいいでしょうか」と聞かれることがたびたびあります。

 

そういうとき、私は何か一つは役に立ちそうなことをお伝えするようにしていますが、それはあくまでも相談者の方のリクエストに応えているのであって、正直お伝えしたことを実践していただけることは期待していません。

 

なぜなら、経験的に、アドバイスを求める人、つまり、自信がなくて不安が強い人は、自分の話に共感してもらうことが大事で、アドバイスの内容はほとんど聞いていないことが多いと知っているからです。

 

実は、カウンセラーになる前、私はなぜか相談されることが多く、そのたびごとに一生懸命アドバイスしたにもかかわらず、感謝されずアドバイスも無視されたことが続いて虚しくなり、もしかしたら私に問題があるのではないかとカウンセリングの勉強を始めたという経緯があります。

 

そして、悩んでいる人が求めていたのはアドバイスではなく共感だったと知り、衝撃を受けました。カウンセラーになった今、それを日々実感しています。

 

でも、多くの人は、悩みを相談されれば一生懸命アドバイスをしようとしますよね。上司が部下から相談されればなおさらです。その意見が食い違うのも自然なことだと思います。

 

問題は、相談相手の意見が違うことではなく、それに振り回されてしまうご自身です。

 

他人の意見はあくまでも参考にとどめるもの。また、アドバイスを求めるなら同じコミュニティのなかでは避けたほうが賢明でしょう。あちこちで相談している人というのは節操がないイメージにもなりかねません。

 

私事ですが、来週はリフレッシュ休暇と称し、久しぶりに仕事から離れるつもりです。いくら好きな仕事でも、フリーランスはどうしてもオンオフの切りかえが難しく、たまには完全に仕事から離れてのんびりしたいと思います。メールのお返事が遅くてもどうぞご容赦願います。

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