在宅ワークのお悩みあれこれ
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緊急事態宣言が延長されましたね。相変わらず解除の基準が明らかにされず、リーダーシップのない国だなあと毎回がっかりさせられます。でも、国への期待値がだだ下がりなので、「やっぱりねえ」と割と冷静に受けとめています。これがアンガー・マネジメントです
さて、在宅ワークが推奨されるようになって1年以上経ち、カウンセリングでも在宅ワークにまつわることをいろいろお聴きするようになったので、共有したいと思います。
・聞きたいことがすぐに聞けない
若手からよく聞くお悩みです。聞くタイミングがわからない。迷惑なんじゃないかと気にしてしまう。どう聞いていいか説明が難しいなど。実際、新人など学ぶことが多い人は、リアルのほうが効率的でしょうね。また、人間関係もリアルな関係が構築される前と後ではやりやすさが違ってくるという声もよく聞きました。ある程度、勝手がわかっている人でないと効率的なリモートワークは難しいと私も契約企業に進言しています。
・在宅ワークの環境が整っていない
一人暮らしの1Rだと、仕事用の机や椅子を置くスペースがないだけでなく、私生活との区別もできず、気持ちの切りかえが難しいですよね。また、同居人がいる場合も、必ずしもワークスペースがあるわけでもなく、子どもがいたり在宅ワーカーが複数いたりすると仕事に集中できないこともあり、企業はオフィスと自宅以外の快適な仕事場を認めることが必要でしょう。
・オンオフの切りかえが難しい
通勤がなくなって時間ができたぶん仕事をしている人も少なくないようです。仕事を終えるタイミングも難しい、特に若手から上の人が忙しそうにしていると上がりにくいという声があります。今まで以上にセルフ・マネジメントやアサーションなど、主体性の重要度が高まっています。
・話をする機会が激減して気分がおちこむ
出社すれば、あいさつや雑談など、なんだかんだと誰かしらとコミュニケーションをとりますが、在宅ワークだとやりとりは用件のみになることが多く、文字だけのやりとりが続くこともあります。実際、コロナ禍で誰かと喋りたいとカウンセリングを利用される方が何人もいらっしゃいました。(私は1年前からぬいぐるみに話しかけるようになりました^^)
・運動不足
普段意識していなくても、通勤は意外と運動になっていたんですよね。また、社内をウロウロするだけでも家にいるよりは歩いているものです。それが在宅となると一気に運動量が減り、多くの方が運動不足を実感されています。(私はYouTubeでエクササイズしています)
先日発表された『サラリーマン川柳』にも在宅ワーク系が二句。実は毎年楽しみなんです。
「会社へは 来るなと上司 行けと妻」
「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」
まだ続きそうな自粛生活、お上への不信感、6月のオンラインセミナーはアンガー・マネジメントの予定なので、イライラしがちな方はぜひご参加くださいね~