藤井 雅子(心理カウンセラー)- コラム「コロナ疲れを癒すには」 - 専門家プロファイル

藤井 雅子
カウンセリングはココロのエステ

藤井 雅子

フジイ マサコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
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コロナ疲れを癒すには

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2020-04-06 22:09

日に日に感染が拡大する新型コロナウイルス。東京は明日、緊急事態宣言が出るとか。(今さら遅すぎると思うし、そのうえ前日に言い訳がましく予告することにも違和感がありますが)

 

私は対面サービス業を営む一人暮らしのフリーランスなのですが、先週から、感染予防のために対面カウンセリングをオンライン対応に切り替えたところ、予約が激減し、1週間前から突然、一人非常事態に突入してしまいました。

 

そうしたら、恥ずかしながらコロナ鬱のような状態に陥ってしまいました。

 

まず、中途覚醒が起こり、次にぎっくり腰のような腰痛になってしまったので、日課のエクササイズも外に出て陽にあたることもできず、ますます気分が塞いてしまうという悪循環。

 

ストレス・マネジメントを偉そうに研修している私が、急な環境の変化に適応できず、調子を崩してしまったのです。

 

でも、さすがに知識はあるので、2,3日で「これは新型コロナ関連のストレス症状だ」と気づき、そこからはできる対処法を実践。おかげで、少しずつ心身が回復し、きょうは近所を散歩し(本当はスーパーで買い物したかったけど混んでて断念)、ほぼほぼ元通りになりました。

 

そこで、私が実践した対処法をご紹介します。

 

まず、自分の感情に耳を傾け、よく聴いてあげること。今回、私は10数年ぶりにアダルトチルドレンのワークのときに自分の分身として助けてもらったぬいぐるみを抱えながら、再び自分の分身として話しかけ、一人芝居のように自分の本音を語りました。

 

さらに、何に怯えているのか、今できることは何かなどを文字にして書き出しました。

 

そして、信頼できる友人たちに連絡をとり、精神的に孤立しないようにしました。

 

本当は身体を動かすこともしたかったのですが、なにしろ腰痛がひどくて2,3日ほとんど何もできなかったのがきつかったです。でも、それも、「それほど私は衝撃を受けたのよね」と自分をいたわり、毎日少しでもよくなった実感を得て希望をもつようにしていました。

 

こんなふうにネガティブな感情は、とにかくありのまま認めてアウトプットすることが大事です。

 

新型コロナに関しては、わからないことが多すぎて不安や恐怖を感じるのはあたりまえ。怖れをがまんしすぎないで、ひとりで抱えすぎないで、とにかく言語化してアウトプットしましょう。

 

ひとり語りや書き出すのは一人でもできるし、聞いてもらえる人がいるならそれでもいい。適切な相手がいなければカウンセリングを利用してもいい。別に深刻な話じゃなくても、たわいもない話でもいい。

 

そして、毎晩生き延びた自分を「よしよし、きょうもよく頑張ったね」とねぎらってあげましょう。

 

私も仕事の先行き不安はあるけれど、もしオンライン化がうまくいかなくても公認心理師の資格でどこかで働くことはできそうだし、最悪、他業種でも働くしかないと覚悟を決め、漠然とした怖れを追放。(あんまり当てにはできないけど、多少国からの補償もあるかもしれないし)

 

先が見えないことは誰にとってもすごくストレスを感じること。だからこそ、みんなで分かち合い工夫して長丁場を乗り切りましょう。アウトプットと適度な運動、日光浴を忘れずに。

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