藤井 雅子(心理カウンセラー)- コラム「『自分を休ませる練習』としての一人温泉」 - 専門家プロファイル

藤井 雅子
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フジイ マサコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
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『自分を休ませる練習』としての一人温泉

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2018-10-19 14:32

このところ秋バテなのか、身体ががちがちになって、久しぶりにマッサージに通ったりしたのですが、どうもスッキリせず、「そうだ、温泉に行こう」と思い立ち、1泊で熱海に行ってきました。

 

大好きな沖縄には30回くらい一人で行っているのですが、温泉はまだ数回。初めてのときは一人で泊まれる温泉宿がとても少なく、宿の人にもなんとなく警戒されていたような気がしたものです。

 

あれから約20年。今や温泉だろうと南の島だろうと、一人旅は珍しくもなんともなくなりました。そして、その分のびのび好きなように過ごせるようになりました。時代は変わるものですね。

 

一人温泉はすごく久しぶり。いやー、実に快適でした。

 

私が泊まった宿には2か所にお風呂があったのですが、いつどちらに行こうと完全に自由。結局それぞれ各2回ずつ入りました。

 

今回の目的は、固まった身体をほぐすことと読書。ここでそのうちの1冊をご紹介しますね。

『自分を休ませる練習』矢作直樹著 文響社。

 

カウンセリングに来られる方はまじめな方が多く、休む=怠けると思いこんでいたり、休むことに罪悪感を抱いていたりして、休むことをなかなか受け入れられないことがあります。

 

そういう人にこそしっかり休むことが必要なのですが、私の力では抵抗をやわらげることが難しいことも多く、何か説得力のある本でもないかと思って選んだのがこの本です。

 

著者の矢作先生は、長年命の現場で働いてきた医師です。とても読みやすくわかりやすい文章でありながら、内容は実に深く重みがあります。(私が尊敬していてよくおススメする精神科医の水島先生のご著書と共通しているところです)

 

やる気がでないと悩んでいる方、やる気が出ないのは疲れている証拠です。心=脳が疲れているときは休んでリフレッシュしないと、効率も生産性も落ちる一方です。どうか勇気を出して、半日でもいいから何もしないでゆっくりのんびり休み、「よく休めたね」と自分をほめてあげてください。

 

夏から秋にかけては、日照が減り、落ちこむ人が増える時期です。夏の疲れも出るときです。心も身体も疲れを感じたら早めに休む、私も今回温泉で実感しました。ぜひ。

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