岸井 幸生(公認会計士・税理士)- コラム「航空業界と会計業界の関係~アテンションプリーズ」 - 専門家プロファイル

岸井 幸生
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キシイ サチオ
( 東京都 / 公認会計士・税理士 )
LBA会計事務所 代表
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航空業界と会計業界の関係~アテンションプリーズ

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2012-07-11 18:00

こんにちは。

将来型会計事務所LBA岸井です。


先日、友人が短期語学留学に旅立つというので、
ドライブ兼ねて成田までお見送りに行ってきました。

この歳(私と同じ33)で休職して留学というのはかなり
思い切りが必要だったと思うので、ぜひ頑張ってもらいたいです。


そんなことより(笑)、彼の持っていた航空券のこと。

いわゆるLCC(格安航空会社)で行ったのですが、フィリピン往復が3万円台!なんですよ。

機内サービスを抑えてどうのこうの以前に、発着料払えるのか、機材リース料払えるのか、

逆に心配になる価格です。余計なお世話ですけど。


客を目的地に運ぶという最低限のことしかやらない、

何かしてほしければ追加料金払ってもらう、という割り切りスタイルで

この価格を実現しています。


国内LCCの設立や海外からの参入LCCが相次ぎ、いよいよ我が国にもLCCが根付き始めました。

根付き始めたということは、潜在的なニーズがあったということ。


「快適な空の旅」よりも「低コスト」が重要というニーズは現代日本にあったのです。

そして、それを受け入れる環境が少しずつ整ってきたのです。


一方で、やっぱり不便だったり、不安だったり、不満だったりして、

それなりの金額を払って乗る方が良いということを改めて思う人たちも多いようです。

飛行機を単なる移動手段と考えていないのかもしれません。



急旋回して、話を会計事務所業界にもっていきますと、

会計サービスにもLCCが確実にシェアを伸ばしています。

決算申告29800円とか、会社設立0円とか、顧問料月2980円とか、そういうところです。

「手厚いアドバイス」よりも「低コスト」が重要というニーズですね。


同じことをやるのだったら安い方がいいに決まっています。

しかし、空のLCCに安い理由があるように、会計事務所の安いところには理由があります。

質を下げる、量を減らす、オプションを高くする、後から高額の請求が来るなどなど・・・。

あるものとないもの、込みのものオプションのもの、期待できること出来ないこと、

分かった上で利用する分には何の問題もありません。


一方、こちらも不便だったり、不安だったり、不満だったりして、

それなりの金額を払って依頼する方が良いということを改めて思う人たちも多いようです。

将来型会計事務所のお客さんにも、LCCからの乗り換え組がいらっしゃいます。

会計事務所を単なる帳簿つけ屋と考えていないのかもしれません。


ニーズは確実にありますし社会の役に立つ会計事務所のLCCは非常に良い戦略ではありますが、

個人的にも、将来型会計事務所としても目指すところではありません。

気の利いたサービスと質の高いアドバイスを実現しつつ、企業努力によるコスト低減により料金を抑える、

それが将来型会計事務所の目指すところです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本題はここまで。以下おまけ。


個人的に日本の航空戦略には思いがありまして、

以前からブログに何度か熱い思いを綴っております。

ご興味あれば是非ご覧ください。


2008年11月の「会計士Sachioのブログ」記事

新しい空港は必要か


2009年10月の「会計士Sachioのブログ」記事

。(´д`lll) 日本の空はどうなるのか?

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