岸井 幸生(公認会計士・税理士)- コラム「節税が経営目標?~将来型はこうする(13)」 - 専門家プロファイル

岸井 幸生
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員

岸井 幸生

キシイ サチオ
( 東京都 / 公認会計士・税理士 )
LBA会計事務所 代表
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節税が経営目標?~将来型はこうする(13)

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将来型はこうする 2012-04-12 14:33

こんにちは。

将来型会計事務所LBAの岸井です。


私がクライアントさんになっていただいた方に対して確認することの一つに

「何が一番重要と考えるか」

というものがあります。

明示的に聞く場合もありますが、話の中から確認できることもあります。


この問いに対する正解とか、良い答えとか、そういうものはありません。

会社それぞれ、経営者それぞれです。


また、ズバリ答えがある場合もあれば、

何度も話していくうちに徐々に見えてくることもあります。


税理士としてクライアントさんのところに行くと、

とにかく節税したいと言われることが多くあります。

税金払いたくないと。


おっしゃる通りで、ここでは省略しますが、納めた税金の使い道を考えると、

払いたくない気持ちも十分わかります。


将来型会計事務所では、クライアントさんに言われるまでもなく、

色々な節税を考えて提案をしています。


しかし、中には、もっと税金を少なくしてほしいというリクエストがあります。

税金を少なくすること自体は、出来なくはないのです。

おススメしていないだけなのです。



ここで先ほどの「何が一番重要と考えるか」という問いが活きてきます。

「節税」が一番重要と考えることは通常ありません。


税金のことが頭によぎると、一番重要なことを忘れて、

とにかく1円でも税金を減らすんだと思ってしまいがちです。


税金は減らせるけど、会社の体力を奪ってしまったり、

税金は減らせるけど、よくわからない人が会社に入ってしまったり、

税金は減らせるけど、会社組織がバラバラになったり・・・・。


一番重要なことを思い出してもらって、

「いやいや、ちょっと待ってください」、と軌道修正するのも

将来型の役割です。



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