SNS・ネットの書き込みにつくプラスマイナスやいいね等について
人生・ライフスタイル SNS 2022/06/21 19:15ネット全体・SNS全体の匿名コメントにおけるプラスマイナス機能やいいね等の機能は、世論や世間の総意をどれくらい表しているでしょうか?
namikenさん
(
広島県 / 男性 / 31歳 )
SNSは世論や世間の総意は反映していません
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まったく表していないと思います。
SNSやネットの書き込みというのは、そもそもネットを利用している人の中でSNSも利用していて、その分野に興味があって、ROMるだけでなく投稿や書き込みを行うことに躊躇せず自己の意思を表現しても良いという、ごくごく限られた狭い範囲の人だけが行っているものといって良いでしょう。そしてそこには嗜好性や信条や様々な恣意的なものなどが反映します。
ということは、それが世間一般の総意を表しているということなんかあり得ないし、善意な第三者として公平な社会の意見とはとても言えません。
ましてやそうであってはならないと思います。ネット空間というのはいわゆるデジタル空間です。要するに「仮想」の空間です。現実的な社会や世論という超現実的な問題がそのような仮想空間で評価できるはずがありません。
ネットは不正や詐欺などが簡単にできる空間でもありますから、さくらレビューやステマなどでき放題で事実上何か実害や法的問題が出るまでは野放し放置し放題です。SNSではよく「犬笛を吹く」という表現がありますが、フォロワー数が多いインフルエンサーが様々な思惑で犬笛を吹いて動員をかけて話題になることがありますが、それがまともな世論でないことは明らかです。最近では食べログの問題が話題になりましたが、いいねとかプラス評価がいかに当てにならないかといういい例です。
例えるならデジタルの画面上はプロレスのリングと同じであって、そこで繰り広げられることが現実なんて思うこと自体がおかしいのです。スマホ画面という限られた情報量だけでそれで世界がわかったとしたらとんでもないことです。人間はそんなもので踊らされるほど愚かになってはいけないのです。
ネットの情報ではなく、日常の生活や仕事の中で体験や経験を通して知ること身につけることこそが本当のことです。ですからいい仕事やサービスをしている人には知らない人でも「ありがとう」と声をかけたり、若い人なら「良いね!」とサムズアップしてあげたほうがネットの意見に「いいね」で反応するより、よっぽど世のため人のためになるのではないでしょうか。それこそが本当の世論形成ではないでしょうか。
評価・お礼

namiken さん
2022/06/21 21:23
回答ありがとうございます。
「ネットを利用している人の中でSNSも利用していて」とありますが、回答の内容は「ネット・SNS両方利用している人」のみに絞った場合でしょうか。ネットは利用しているけどSNSは利用してない、などといった人も多くいると思われるので。
古賀 竜一
2022/06/21 22:50
ご返信ありがとうございます。
ネットの情報を利用しているという大まかなくくりなら、SNSを利用していなくてもほとんどのネット利用者について回答の内容が当てはまると思います。
最近ではニュースサイトでだれでも評価やコメントができるようですから、SNSをしなくても目に留まることはあると思います。しかし、ネットをまったく利用していない人も実際にはかなりの数に上ります。ですからそういう意味でもネットの世論はその言葉通りあくまで「ネット世論」であって、世間ではまだごく一部の範囲のこと。いわゆる本当の「世論」とは程遠いと思って良いでしょう。
人口比で多い高齢者の多くはネットとはほぼ無縁です。高齢者を世論に加えないというのなら別ですが、現実的にそうはいきません。ネットを利用しない人排除して世論だとするのも乱暴すぎです。
問題はそれだけでなくここで罠なのは、ネットの評価が「そう思う」「思わない」の二択になっていることです。その二択でどちらか多いほうが世論を反映しているというような状態は、確かに見かけは多数決のようで公平感があり正当性を感じます。「ほら、みーんながそう言っている!」と。ところが、どちらとも思わない人や見てるだけの人は評価をスルーすることもあるわけでその人数のほうがはるかに多い可能性だってあります。
とするとその評価内容が示すものは世論ではなく先にも言ったようにプロレスの応援のような人気投票にすぎません。
つまりネットやSNSを利用している人で評価をしている人が形成するのはそれは世論ではなくて、ネット利用者だけの嗜好傾向にすぎません。