こんにちは　今井淑恵です。

前号の実技編につづく、「乾」の日本語あれこれ！表現です。

「かわく」の漢字は「乾」と「渇」があります。

湿気・水分がなくなる意は「乾く」、
空気が乾いている、洗濯物が乾くなどと言います。

満たされていないために強く求める意は「渇く」（＝飢える）と
使い分けています。

きょうは、「乾く」の表現をみてみましょう。

ことのは探訪　《　あれこれ！　表現　～ 乾く ～ 》

【 渇仰 】………かつごう…………　 ひたすら尊びあがめること。

【 渇水 】………かっすい…………　 日照りがつづいて水がかれること。

【 渇望 】………かつぼう…………   ひたすら望むこと。熱烈な希望。

【 干害 】………かんがい…………  日照りによる農作物等の被害。

【 乾湿 】………かんしつ………… 　乾燥と湿気。渇きと湿り気。

【 乾燥 】………かんそう…………　 湿気や水分がなくなること。

【 干拓 】………かんたく…………　 海などの水を排除して陸地にすること。

【 旱魃 】………かんばつ…………　日照りで田畑などが乾ききること。

【 飢渇 】………きかつ……………　 飢えとのどのかわき。

【 高燥 】………こうそう…………　  高地で空気が乾燥しているさま。

【 涸渇 】………こかつ……………　 水がかれること。ものが尽きること。

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　　　 http://www.penmanship.jp/mailmagagine/refer102.htm
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ー参考資料ー
　　学研「ことば選び辞典」、学研「日本語知識辞典」、角川書店「字源」、小学館「慣用ことわざ辞典」、広辞林、三省堂「例解新国語辞典」「新明解国語辞典」、講談社校閲局「日本語の正しい表記と用語の辞典」